救いの手 | Smile Always

救いの手

デュモンが不登校だった頃

ワタシの頭の中も、今以上にぐるんぐるんだった


「学校」

「勉強」

「○○(担任の名前)」

と言う単語を聞くと、拒否反応を起こす、デュモン


号泣する

腹痛を起こす

吐く

担任が家に来ると、部屋にこもってバリケードを作る


一日中、ゲームをやっていた

よくわからないことを口走って、2時間ぐらい赤ん坊のようにワァワァ泣いていることもあった。


小学校の高学年男子がワンワン泣くなんて、思っても見なかった。


学校側は、「無理矢理連れてこい」というスタンスだった。

「学校なんて、楽しいものじゃないのが普通ですよ」

「嫌なことにも、ちょっとずつ慣れないと」

「3日ぐらい口をきかないで、突き放したらどうですか」


1週間ぐらいはなんとか説得して、別室登校させてたけど

なんだか、だんだん変だと思い始めた。


「デュモン君が、学校へ来ない理由を教えてください」

「事細かく報告してください」

と言うから、デュモンが言ったとおりのことを伝えると


「アンタは、なんでもそうやって学校のせいにする」

「母親が甘いからダメなんだ」


報告しろって言うから、報告してんのに

逆ギレする


報告すると揉めるから、報告するのをやめると

「なんで報告しないんだ」

「やる気はあるのか」


いよいよ困って、地区の教育委員会がやってる相談室に相談に行った。

相談に乗ってくれたのは、地元でも名の通った元校長先生


その元校長が、学校へ出向いて話をしてくれた。

その後、学校は手のひらを返したように

「無理強いはいけませんよね。デュモン君の様子を見ながらちょっとずつやっていきましょう」

と言いだした。


権威が学校に勝った瞬間を見た。



元校長先生は、元教師だから

教師っぽい考えを強く根底に持っている人ではあったけど

話せばわかる人だったし

なんでも話せる人だった

愚痴も言えたし、不満も言えた。


ワタシと意見が合わなくても、話合ってお互い歩み寄れる関係になれた。


学校がプレッシャーかけてくると、上手に助けてくれた。

ワタシとデュモンへ差し出された、1つ目の救いの手であった