2回目です。
さて,「最高傑作」が初期の作品に多いのには,いろんなパターンがあると思います。
だんだん作品のトーンや質が落ちていくパターンもあると思いますが,レベルは格段に上がっているにもかかわらず,ファンの人気は初期作品の方が高い,そんなパターンもあり,しかもその要因を考えると,これはバンドによってちがう,という結論になります。
それではおもしろくないので,いくつかの要因から見て,考えていきましょう。
今回は,前回,銀平さんからいただいたコメント,
「デビュー前に書き溜めた曲がたくさんあったのだと思います」
で考えてみます。銀平さん,ありがとうございます。
バンド結成からアルバムデビューまでの時間は,実にさまざまです。
日本のアイドルバンドみたいに「アルバムデビューのためにバンドを結成した」というようなケースはほぼ皆無でしょう。それと,音楽性が固まっていないので,方向性が定まっていないこともあり,メンバーが流動的ということもあります。
そんな中,書かれた曲は,もちろん未熟なものも,キラリと光るものもあるんだと思います。
そして,地元のライブハウスとかで演奏をし,近い存在のファンの反応や,自分たちで演奏していくうちに,
まだ音源になっていないうちは,歌詞をよりいいものに書き換えたり,メロディを変えたり,どんどんいい方向に変えることができるわけです。まだアマチュアなうちは,音楽的な制約もあまりないでしょうし。
それと,自分たちが「未熟だ」と悟っているうちは,例えばライブハウスの重鎮?から,あそこはこうした方がいい,みたいなアドバイスがあったらそれを受け入れる態度ももっているでしょう。
また,1stを出したあとのLOUDNESSのタッカンさんのように,アルバムを聴いて「曲が速すぎる」とマイケル・シェンカーに言われても,そのアドバイスは受け入れなかった,というような若き日のまっすぐさ?も持っているかも知れません。
そうして,ファンの生の反応も十分に感じ,自分たちで何百回も演奏をして,リリースした作品は,やはりそれなりのものになるはずです。
そうして完成された曲たちが手元になくなると,アルバム制作のために,あらたに曲を書くようになります。
中には,演奏時間も初期の曲に比べたら圧倒的に少なく,ファンの声もほとんど聞いていない曲がアルバムに入ることになります。それはやはり初期に収録された曲とは毛色のちがうものになっても不思議はありません。
だんだん引き出しの中がなくなっていき,「ネタ切れ」というケースもかなりあるのではないかと思います。
ところでこんな記事,読む人いるんだろうか(汗笑)