ぷちCDれびゅ~WHITESNAKEの「FOREVERMORE」 | ギャルメタラーの日々

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ということで、WHITESNAKEの「FOREVERMORE」です。
文章の乱れに合わせて、ジャケも乱れてます。
 
前にも書きましたが、

ダグ・アルドリッジのファンの方は読まないでね(笑)

B!誌のアルバムレビューで「79点」ってありますね。
悪くはないし、なかなかよくできてはいるけど、もう一つ突き抜けないというか、みんなが気に入るわけではないというようなものです。そうしたものの中には個人的にとってもお気に入りのものもありますけど、聞かなくても損ではないし、正直どっちでもいいというものです。
ダグが曲を書いたアルバムというのはあたしにはこういう「79点」ものがとっても多いんです。BAD MOON RISINGの後期やBURNING RAINなどなど。
白蛇の前作では、「これまでは楽曲的に弱いところのあったダグの曲もかなり魅力的な白蛇の曲となっている」みたいな感じのレビューが多かったんですよね。マジか?
前作のレビュー「しかる」でも書きましたが、もうちょっとでもっといい曲になるのに、なんでそういうメロディで終わらすの?という部分のオンパレードでしたよ。
さて本作ですが、相変わらず「音はいい」ですよ。HRのリフってミュートして弾く単音のとこと、コードをジャって弾くとこがかわりばんこに出てきたりしますね。そのダイナミズムが実に見事です。これまででいちばん音作りがいいのが最近のアルバムです。
それはそれでいいとして、楽曲はやっぱり弱いですよ。いや、みんないい曲です、それなりに。でも後世に残るバンドの代表曲があるかというと、一つもないです。前作のように、部分的にはいい曲やリフ、フレーズなんていうのはあります。でも「すばらしい曲」はないです。このあたり、デイヴィッドはどう思っているんでしょうね。楽曲はほとんどデイヴィッドとダグで書いているようなので、ある意味デイヴィッドも悪いな。
「これでOK」って許可出してる時点で同罪。歌メロがだめな曲も多いしね。
 
そういう内容ですから、前作同様「惜しい」曲はいくつもあります
ブルージーな雰囲気をアレンジで出してる①はサビの前半部分はなかなか。サビ終わりが投げっぱなし(ジャーマン)でだめ。③もリフや雰囲気はかなりいい。Aメロの歌メロがだめ。
軽快な⑦はいいんですが「WHITESNAKE」じゃないぞ。⑧はなかなかダイナミックでいい、けど指弾きリフがいまいち。⑨も惜しい!「Bad Boys」に通じるかっこよさがあっていいんですけど、サビが相変わらず弱い。
もう1フレーズとはいわない、1コードだけでいいから、例えばマイナーにするとか7th入れるとかするだけで激変すると思うんですけど。
 
そんなもんかな。
あとは、Aメロがなかなか~Bメロでおおっ!~サビで「それで終わり!?」とか
Aメロがだめとか、サビが弱すぎとか、程度の差はあるけどそんなのばっか。
 
最後にフォローを2つ!
 
ソロもリフも、ギターはうまいです
例えばイングヴェイとかロニー・ル・テクロとかのように聞いただけで誰のギターかわかるものでも、ポール・ギルバートやリッチー・コッツェンのようにさりげなく超絶フレーズをもってくるわけでも、タッピングやスウィープなどで驚かせるものでもなんでもないんですが、安定感は抜群で、おそらくどこのバンドでも過不足なくやれるでしょう。
 
最後に、もう1つだけ。
これだけ楽曲の質をぴったりそろえてくるのはある種才能ではないかな。
だって、これだけたくさん曲書いてれば、間違って1曲くらい名曲が生まれてもよさそうじゃないですか
それがないっていうんだから、これはたいしたものかもしれませんよ。
フォローになってないか。