JUDAS PRIEST 「Bullet Train」(1998) | ギャルメタラーの日々

ギャルメタラーの日々

ヤフブロから移動しました!

イメージ 1

バンドのヴォーカリストが交代したら、新ヴォーカリストが以前の曲をどう歌ってくれるのかは誰もが興味あるでしょう。
好きなバンドならなおさら。

この世紀のヴォーカル交代についてももちろんそれが言えます。
ただ、ヴォーカル交代とは関係なく、サウンドが変化してしまってるのでそのへんがうやむやになってるところがあります。ライブでも全曲チューニングダウンだもの。
でも「今(当時)のロブより歌える」というのは誰もが納得いくところ。

ゼロコーポレーションからのCDは、なぜかなんとかヴァージョンということで、昔の曲の新録を入れることになっているようでした。
彼らもこのシングルで昔の曲を2曲再録。
なんでこの2曲?
なんかもっと他にあるでしょ。どうせなら「Ripper」とかさ。
企画段階では「Exciter」「Jawbreaker」だったんだって。特に後者聞きてぇ!


1. Bullet Train
2. Rapid Fire ('98 version)
3. The Green Manalishi (With The Two-Pronged Crown) ('98 version)


① 「JUGULATOR」アルバムで一番アップテンポなこの曲。エンジンのようにダダダと刻まれるリフの硬質なこと。PRIESTのリフは意外に低音弦ではなく中音弦で弾かれることが多いので、そういう意味でも「JUGULATOR」アルバムは異質でした。
この曲はテンポも速く歌メロもはっきりしてるので、昔からのファンも聞けると言うか。

② のっけからリフが尖ってます。リッパーの声はロブそっくりという人も多いんですが、あたしにはぜんぜん違う声に聞こえます。特に中音域の声がぜんぜん違ってて、同じところはハイトーンまで出るとこだけだと思います。この曲でもリッパーはロブみたく歌えると思いますが、自分らしく歌ってます。
中間のハイトーン連発のパートも音程は同じですが、歌いまわしは違いますし、ハイトーンの声もぜんぜん違うなぁ。そのあとのダーティーな声なんかはリッパーならでは。
もしリッパーがそのままこのバンドにいたら、その声を生かしてデスラッシュでもやってたかも(笑)。

③ なんでこの曲を選んだんだろう。これそもそもカバーだし。
オリジナルはFLEETWOOD MACで、PRIEST版だって「Killing Machine」のアメリカ盤のB面2曲目。
彼らのライブでの定番曲だったので、ライブを意識したとも取れるんですが。
刻むリフは重いものの、昔の曲らしいゆったりしたテンポとリフが優しい。その代わりリッパーのハイトーンはその名の通り、空気を切り刻む感じだ。