MOTHERS ARMY 「MOTHERS ARMY」(1993) | ギャルメタラーの日々

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先日ニューアルバムをリリースしたNIGHT RANGER(以下NR)。
せっかくアルバムがリリースというのに脱退してしまったジェフ・ワトソン。
その彼が、最初にNRが解散したあとに結成したバンド、それがこのMOTHERS ARMY。
アルバムは全部で3枚リリースされています。
しかも2ndからはMOTHER'S ARMYと、アポストロフィーがついているというよくわからない感じ。
はっきりいってぜんぜん売れませんでした。

メンバーはジェフのほかに
ボブ・デイズリー(b)、カーマイン・アピス(ds)、ジョー・リン・ターナー(vo)
このすごい顔ぶれにも関わらずぜんぜん売れなかった原因、それは単純で
「曲が弱い」
ということ。

良質なHRにはちがいないし、メンバーの技量も問題なし!
しかし、フックに欠けるし、ジョーが歌っているのにも関わらず、まったく心に訴えかけてこない。
あたしなんかがいう以前にあちこちで言われているように、ジェフの作曲能力の弱さです。
NR時代も「Let Him Run」くらいで、あとはぜんぜん曲を書いてなかったジェフ。
書いてなかったというより、書いたけどボツにされたという方が正しいのかもしれませんね。

今回のNRのアルバム制作に於いても、「ジェフは各人が3曲ずつ持ち寄って12曲入りアルバムを作るつもりでいたが、他にいい曲があり、多数決でそちらを入れた」とブラッド・ギルスもインタビューで言ってますし、それが脱退の原因の1つだと容易に想像できますね。

さて、本作はジェフの1stソロ「LONE RANGER」に端を発してます。
そのアルバムリリースのあと来日。すでにボブ、カーマインとともに行動を共にしていたし、
ライブではソロの曲は3曲のみで、ほとんどがこの新バンドの曲でした。
ただ、そのときのヴォーカルはジョーではなく、ウィリー・セルツァーという人物。
彼は「あの」415のヴォーカルだった人。そう、アメリカンロックマニアならば知っているでしょう。
エリック・マーティンのいたバンドです。エリックの後任として加入したのがウィリー。
ウチのオヤジさんはクラブチッタ川崎でのライブを見たんですが、ライブはとっても盛り上がったし、
ぜんぜん知らないヴォーカルだけど、非常にいいヴォーカリストで期待大だといってます。
しかし、ふたを開けてみると、ヴォーカルはジョーに代わっていました。

もう1つ、ライブで新曲を耳にしたオヤジさんは、メロディの弱さに不安を感じたそうですが、
この若いヴォーカルが加入してのケミストリーに期待していたとのこと。
さて、リリースされた本作はどうでしょう。
そのオヤジさんの不安がそのままCD盤になったような感じです。
数回聞いて「もう聞かないからやる」と、子供の頃もらったのがこのCDです。


1. Mothers Army
2. Darkside
3. Dreamtime
4. One Way Love
5. Second Nature
6. Memorial Day
7. Get A Life
8. By Your Side
9. Voice Of Reason
10. Anarchy
11. Save Me
12. Mothers Army (Reprise)

① マザーズアーミーのテーマ、ともいうべき曲。バンド名の繰り返しが歌詞。
数少ない?このバンドのファンにいちばん人気があるのがこの曲というのはかなり笑えます。
② 頭ノリのザクザクしたリフのイントロが終わって、本編に入るとミドルテンポになる曲。ジョーのヴォーカルはかなりざらついています。こういう曲ならBメロはこうだろうと予想するんですが、その予想よりもメロはあっさり。でもサビはなかなかメロディアス。
思うにリフやオブリ、バックコーラスも含めてアレンジがいまいちなのでは?ジェフらしいソロは好きです。
③ アグレッシブなベースが印象的な曲。このベースはOZZYの初期作を連想させるのでちょっとうれしい雰囲気です。ただサビは「あれ、それで終わり?」という感じ。
明るいA~Bメロとメロウなサビのバランスがもう1つ。
④ リズム隊の頑張りを知らしめるイントロ。しかし、この曲はAメロでのリフとBメロのアルペジオがかなりいいです。でも、とっ散らかったサビで台無し。もったいない。
ギターソロの前に別の曲のようなパートもあり、微妙に明るくて中途半端。そのあとのソロは彼らしくていいですね。
⑤ ギターとコーラスから始まるイントロ。そこでまたボブらしいベースが2音入るんだなぁ。オジーの「I Don't Know」を思わせますね。ハイトーンまで要求されるサビの後半はなかなかいいですが、そこに至るまでの、例えばBメロからサビ前半のメロディがさびしい。
⑥ さすがジョーだなあという気合いの歌唱。しかし、そのジョーの声もメロディがメロディだと心には入ってきません。コーラスとかのセンスがイマイチ。さらに印象的なメロディがない。
⑦ イントロから疾走します。「メロがないなら疾走感で勝負だぜ」というつもりはないと思いますが(笑)ここまでガマンして聞いてきた人にはうれしいかも。でも歌が始まると静かなアレンジに変わります。ブルージーなバッキングギターよりボブのベースの方が耳に残ります。って聞いてると、サビを聞き逃してしまうという残念な曲。
⑧ ほんのりしたイントロからしっとりした本編へ。とってもいい雰囲気だけどサビではマイナーになります。Bメロでのコード進行がちょっと強引なとこがあり、そのあとなので気になりませんが。
個人的にはこのアルバムでは上位に入る曲。
⑨ ノリノリのロックンロールです。こんなジョーもたまにはいいかって思えます。
でもサビがなぁ。リフとか明るくて「In The Mood」風でいいのになぁ。
⑩ イントロからして退屈感満点。いや、歌メロはいにちがいないと思ってガマンして聞いていくと、曲タイトル連呼のサビ。それだけかいっ!とツッコミ入れる人続出?
⑪ 今度はいいかも、と思わせるイントロ。明るく快活なA~Bメロに、なぜかまたまたマイナー調のサビに。サビはマイナーって決めてるのかしら??
でも、このサビはなかなかいいです。
サビが終わると元のメジャーキーに戻るのが変ですが。つまらないギターソロのあとにはジョーの語りのパートが。これぞアメリカンなり。
⑫ エンディングにも①が。やはりこれが耳に残る(笑)。

歌メロディがもともとジョー用に作られたものでなく、ジョーは「歌っただけ」ということもあって、
次作に期待、というところでしょうか。
しかし、皮肉なことに多くの人は2nd、3rdが出たことすら知らなかったりします。


JOE LYNN TURNER - Lead And Background Vocals
JEFF WATSON - Guitars / Keyboards / Background Vocals
CARMINE APPICE - Drums / Percussion / Background Vocals
BOB DAISLEY - Bass / Background Vocals