ANTHEM 「BOUND TO BREAK」(1987) | ギャルメタラーの日々

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ANTHEM初期の最高傑作!
日本語歌詞、エイゾーのヴォーカル、軽い音、
なんとなく評価はするもののイマイチ彼らを好きになれなかった幼き日のあたし。
このアルバムは「がんばったなぁ、彼ら」みたいに思ったものだ。

1. Bound To Break
2. Empty Eyes
3. Show Must Go On
4. Rock'N' Roll Survivor
5. Soldiers
6. Limited Lights
7. Machine Made Dog
8. No More Night
9. Headstrong
10.Fire 'N' The Sword

① 前作の①ほどではないけどファストナンバーで幕を開ける。リフにもヴォーカルにも並々ならぬ気迫が迸る。
それでいて、どこをとってもANTHEM印のメロディに満ち溢れている。最高の幕開け。

② さらに速いナンバーが続く。速いけれども、クロマチックに下がっていく音階がメロディアスな曲。
この曲を好きだという人は多いのではないだろうか。

③ そのタイトルがのちのライブアルバムのタイトルの元になったり、海外でのライブの基礎になったような曲。だからかどうかは分からないけど、英語歌詞にノリやすいミドルテンポになっている。
しかし、英語はカタカナだし、個人的にはそんなに好きではない。

④ リフもなかなかかっこいいし、淡々としてはいるけどなかなかかっこいい曲。
サビよりギターソロの前のパートと、タッピング命!のギターソロがいい。

⑤ メロディアスなリフがとにかく印象的。そして中間部の「We are soldiers / Oh~」の部分、そのあとの静かな部分がとっても悲しげでステキである。

⑥ スケールの大きさを感じさせるようなシンセが1分以上。
それに続いてミドルテンポの⑦が。
ミュートをかけた刻みリフに合わせて通常のオクターブ下で歌う英三は新鮮。そのあとは通常の音程で歌うことになる。その力強さを聴くに、前作からずいぶん成長した英三のがんばりが伝わってくる。
しかし、当時彼は求められるものの高さと自分の実力の狭間でかなり苦しんでいたらしい。
おかしいのはうちのCDでは⑥と⑦がつながっているので⑦が始まっても⑥の表示のまま。
だから以降は曲番と曲がずれてしまっている。

⑧ Aメロでは左から聞こえるギターが曲に大きな味付けをしている。なんとなくDESTRUCTIONっぽくもあるメインリフ。Bメロではバキバキ聞こえるベース。メロディアスなギターソロ。それらのどれもが印象的。
サビでは歌メロではなくコードで味付けをしている。

⑨ ③にも通じるミドルテンポの曲。タイトル連呼のサビと同じリフがイントロからかき鳴らされる。
そのため、イントロでサビメロがすぐに頭に浮かぶ。
そのサビのあとにハモリのギターが入るが、これがなかなかいい。そのあとにギターソロ。タッピングから入るが、後半の美しさはとってもステキ。

⑩ 前の⑨に似た印象のイントロ。この曲と⑧だけが福田洋也作曲。
ヴォーカルだけが残るサビがなかなかかっこいい。この曲のギターソロ後半にもハモリがあって、これまたステキ。

20年も前の作品ですが、いま聴いてもまったく色あせてません!

*ANTHEM記事~
ANTHEM 「TIGHTROPE」 (1986) http://blogs.yahoo.co.jp/fltsts/39889449.html
ANTHEM 「BOUND TO BREAK」(1987) http://blogs.yahoo.co.jp/fltsts/47927832.html
ANTHEM 「GYPSY WAYS」(1988)http://blogs.yahoo.co.jp/fltsts/50755286.html
ANTHEM 「HUNTING TIME」(1989) http://blogs.yahoo.co.jp/fltsts/57166686.html