【わたシゴト_01】職の履歴書 高校卒業後

【わたシゴト_02】職の履歴書 埼玉県草加市

【わたシゴト_03】職の履歴書 函館東郵便局

【わたシゴト_04】職の履歴書 函館中央郵便局

【わたシゴト_05】職の履歴書 札幌中央郵便局 パート1

【わたシゴト_06】職の履歴書 札幌中央郵便局 パート2

【わたシゴト_07】職の履歴書 北海道法人郵便営業本部 パート1

【わたシゴト_08】職の履歴書 北海道法人郵便営業本部 パート2

【わたシゴト_09】職の履歴書 北海道法人郵便営業本部 パート3

【わたシゴト_10】職の履歴書 郵便事業総本部 東日本営業推進本部

【わたシゴト_11】職の履歴書 国内営業統括本部 法人営業本部 第一法人営業部

【わたシゴト_12】職の履歴書 北海道法人郵便営業本部 プレイングマネージャー編 パート1

【わたシゴト_13】職の履歴書 北海道法人郵便営業本部 プレイングマネージャー編 パート2

【わたシゴト_14】職の履歴書 豊平郵便局 パート1

【わたシゴト_15】職の履歴書 豊平郵便局 パート2

【わたシゴト_16】職の履歴書 豊平郵便局 パート3 とっきーとの出会い

【わたシゴト_17】職の履歴書 豊平郵便局 パート4

【わたシゴト_18】職の履歴書 豊平郵便局 パート5

つづきです 

 

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ベッドに入ったら2秒で寝れるボクが、毎晩眠れない日が続きました。
 

辞めると決めたけど、辞めて何をしよう?

 

果たしてこれから40歳になるオッサンを雇ってくれる会社があるだろうか?

 

何ができるだろうか?

 

頑張っても報われないからって会社辞めて、いいオッサンがアルバイトではただの負け犬だ。

 

んー、そもそも奥さんと子どもがいるのにどうやって生きていくのだ???

 

うーむ。

 

ちょっと待てよ。

 

そうだ、いっそのこと【降格願】を出して、平社員になって【仕事】じゃなく、【頑張ること】を止めて、自分も眠れる獅子になってしまえば楽なんじゃないか?

 

何もしなければ何もおきないわけだし。

 

 

 

リアルに降格することも選択肢の一つとして考えました。

 

降格した場合、たぶん年収で200~300万くらい下がるだろう・・・

 

ま。眠れる獅子になるわけだし、大した仕事をしなくなるんだから当たり前か・・・

 

 

 

今まで、何もしない眠れる獅子の社員を見て思っていたことがあります。

 

眠ったままツマラナイ仕事をしているお父さんの背中っていったいどんなんだろう?

 

この人たちは、家に帰ってお父さんは今日も立派に働いてきたぞって顔をするのだろうか?

 

この人たちの子どもはお父さんカッコいいって思ってるのかな?

 

 

 

 

相手がいることなので、詳しくは書きませんがボクはバツ2です。

 

2かよ?!って(笑)

 

2です2。

 

優しい人は〇3じゃんって言ってくれます(笑)

 

ネットで書く話じゃないので、興味ある人は会った時に聴いてください(笑)

 

波乱万丈の人生の中で、息子(恵朋・ケイト)を授かることができました。

 

これまで自分のために生きてきたけど、この子のために生きよう。

 

ケイトにカッコいいオヤジの背中を見せたいって思いました。

 

眠ったままツマラナイ仕事して、生きてるのに死んでるような生き方は死んでるのと同じだって。

 

 

 

自分がイキイキと楽しくできる仕事ってなんだろう?

 

これまで営業マンとして自分が売ってきたものはいつでも【自分自身】だった。

 

自分自身を買ってもらった上で【利益】を上げる策として【コスト削減(物流改善)】と【売上拡大(販売促進)】を提案し、郵便に関わるものが対価として成り立っていたのだ。

 

対価に直結しない提案だってたくさんしてきた。

 

でもそれは、自分自身(郵政)の売上になっていないだけで、チラシや箱やノベルティを作れば誰かしらの売上になっていただけのこと。

 

 

どこかに再就職するのではなく起業しよう。

 

 

これまで自分が担当してきた取引先には営業企画部や販売促進部などマーケティングを考える部署があったけど、もっと規模の小さい中小企業にはマーケティングを担当する人材を確保できない場合が多い。

 

経営者や管理職がベンチマークした同業他社を、見よう見まねでパクッたり、フリーペーパーの広告枠を売ってる代理店に言われるがままに広告を出して、効果を感じていないのに他社がやってるから止めるのが怖いと、マイナススパイラルに陥ってる会社がいることは知っています。

 

飲食業や美容業界は特に【経営者=職人(技術者)】が多く、もちろん勉強熱心で成果を出している方はたくさんいらっしゃいますが、美味しい料理を作ればお客さまは来るって思っていたり、ホッ〇ペッパーに広告出せば集客できるって思っているマーケティングに疎い経営者は多い。

 

 

 

ボクは営業マンとして、美容室、ドラッグストア、菓子店、居酒屋、パン屋、治療院、学習塾、化粧品、日用品小売店、メーカーなど、上場していている企業も個人事業もクライアントにいたので、すべての業界に精通しているワケではありませんが、多くの業種の事例から応用することもできるし、たくさんのDMを獲得するために、DMと競合する媒体(ポスティングやチラシ)やその他の販促手法(SNSやホームページ)を経験してきました。

 

 

 

20年、郵便営業マンとして生きてきた知識とスキルが役に立てる仕事があるのではないか、販促企画を立てることは好きだし、誰かの役に立ててありがとうって言ってもらえることが自分にとっての喜びであり、お客さまと一緒に自分自身も常に学び成長できることが、次へのチャンスへつながっていくのではないかと考えました。

 

 

 

そうは言ってもね。

 

「郵便局の冨樫さん」から「ただの冨樫さん」になったボクに明日から仕事お願いしますなんて言ってくれる人がいないことは百も承知。

 

将来の独立起業の足掛かりになる仕事ができることと、お給料として当面の生活が賄えるところに就職しようと考えました。

 

アテはありました。

 

かつて、いくつかの営業先の会社に「ウチに来ないか?」って言ってもらったことはあったけど、心揺らいだことは一度もありません。

 

ボクが雇ってくださいとお願いした会社は、ボクに来ないかと誘ってくれた会社ではありません。

 

アパレルのWeb通販会社。

 

ボクが担当していた営業先の取引額では相当大きい会社でした。

 

社長とはプライベートでもツーリングを兼ねて温泉旅行に行ったりするほど公私に渡り、好意にしていただいていたので、期待してお願いしました。

 

【想いをコトバにして発信する】のに紙とかWebとか媒体じゃなく共通してできることがたくさんあるだろうと思っていました。

 

採用してもらえることになりました。

 

十年来の関係から郵政がお堅い会社なことも十分理解してくださり、正式に辞めてから来ていいよってことで、再就職の内諾を得て、郵政に退職願を出したのはゴールデンウィーク明けのことでした。

 

 

 

辞める前に相談したのは奥さんのみ。

 

相談っていうか報告だね。

 

ここに書いてあるようなことを全て話しました。

 

死んでるような生き方するくらいなら、必死で生きてるオヤジの背中をケイトに見せたい。

 

パパかっこいいって言われる生き方をしたいって言われたら、ダサくてもいいからとにかくお給料持って帰ってきてくださいって思ってても言えないよね(笑)

 

認めざるを得ない申し出を認めてくれた奥さんには感謝しかありません。

 

初婚の奥さんがバツ2のボクと結婚したのは安定かつまあまあ高収入が理由ではないとは言い切れない事実が誤算だったことでしょう(笑)

 

 

 

会社の仲間には一切、相談しませんでした。

 

もし、止(と)められても辞めることを止(や)めないだろうし。

 

 

 

とりあえず、処分を受けたことは辞める行動をするキッカケにはなったけど、原因ではないし、会社を恨んで辞めるわけじゃないので、なるべくキレイにスッキリ辞めたいなと思っていました。

 

辞める決意して心はスッキリしているので、来春の年度末まで引き延ばすつもりはありませんでした。ボクのしていた仕事は郵便局の一年の売上を作る重要なポジションなので、辞める人間が担当する仕事じゃないなって思ってたので、速やかに引継ぎして去ろうってね。

 

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有給休暇が52日間残っていました。

 

週5日勤務で10週間。

 

代理の人が見つかってから、約2か月半休ませてもらいました。

 

これまでお世話になった人たちに挨拶に行ったり。

 

この機会じゃなければなかなか行けないだろう富士山にも登りました。

 

 

このポスターはボクが手がけさせてもらいました。

そのことがキッカケで富士山に登ろうと思ったんだった。

 

 

出世の石段。

行き方がわからなくてグーグルマップに連れてってもらったら、どうやら裏から案内されて階段登らずに登頂しちゃったんだよね(汗)

しかもね、横に下り専用の別の階段があるんだけど、気づかなくてまんまと出世の石段を下ってきてしまったのよーーー(笑)

無信仰なのに、こういう時だけ願掛けしようとするからこうなるのね。

 

 

 

この有給中にホントにいろんな人に会いました。

 

 

取引先の担当の人に共通して言われたことがあります。

◆ついにですか!

◆やっと決心しましたか!

◆その方がいいです!

◆絶対こっちの方が向いてます!

◆いつか辞めると思ってました!

まぁ、郵便屋さんっぽくないとは言われ続けたけど、前向きな応援のお言葉をたくさんいただきました。

 

 

そして同僚、上司、先輩の郵政の人から言われたことも共通してました。

◆いいなー

◆うらやましい

◆オレも辞めれるもんなら辞めたい

◆今度は年賀状買ってね(笑)

◆雇ってくれ(笑)

みんなできることなら辞めたいんだよね。

年賀葉書なんて(必要以上に)売れないと思ってるんだよね(笑)

 

 

忙しい中で辞めたのに送別会を開いていただきました。

 

 

 

 

 

 

送られるのボクなんですけど、なぜか一番下にいます(笑)

たっぷり休んで鋭気を養い、準備万端で退職しました。

 

 

 

こうして約20年間の郵便屋さん人生に幕を閉じました。

 

 

 

Web通販会社に再就職したのに、なぜいまこうやってるのかって?

 

わたシゴトシリーズ シーズン2 へつづく

 

海外ドラマみたい(笑)