とあるご高齢の方。
うちの留守電に
「あとでお電話します」のメッセージが。
それで、わたしは、その人が
電話をくれると思っていたら。
突然の訪問
「そちらから お電話してくれると、
今までずっと待っていたのですよ」
と、ご立腹のご様子。
最初は、その方が、どうして
ご立腹なさっているのか
わからなかった。
しかし、わたしはピンときていた。
またか
と。
「あとで電話する」
が、
いつの間にか
「わたしが電話する」
に
脳内変換されていた
留守電のメッセージは
もう消してしまったので
これは、わたしの記憶で書いている。
訪問されたときの
あの責め立てるような口調と言い、
まったくもって認知症の方と同じ。
いや、前にもこんな人いてたなぁ。
あったあった。こんなことあったわ。
一緒やなぁ。
もしかして、認知症
「お電話ずっと待ってたんですけどぉ」
という電話は、かけてこない。
急に来たりする。
あくまでも、
おまえがわるい
のスタンス。
あぁ、一緒だわ。まるで母。
少しムカッとしていたので
突き放した口調で言ってしまった。
あぁ、ダメだ。
もっと優しく話さないと。
この人は、認知症なんだから。
内科の医者が言ってたのに。
追い詰めるような話し方は
やめてや~って
あぁ。
またやっちまったぜ。
それにしても、
認知症は、自分が言ったことを
すっかり忘れているのね。
あとで(電話)するって
言ったじゃないの。
お気楽でいいわね
周りが大変だけど