「認知症が進まない話し方があった」
(吉田 勝明 著)
という本を読んでいる。
前頭側頭型認知症だった母が
亡くなって数年経った。
この本によると、前頭側頭型認知症は
認知症全体の1%程度しかいなかったのね。
これではアルツと誤診されても仕方ない。
今更、こういった本を読んでも
もう遅い
という思いはある。
しかし、これから認知症の方が
大幅に増える予想なので
知っておいたほうがいいかなと思い、
読んでいる。
話し方ひとつで、
認知症の進行を遅らせることができる
という。
それによって、介護する側の負担が減る。
だから、認知症の方への話し方は、
このようにすればイイよという事柄が
ズラリと書かれてある。
言葉だけでなく、声のトーンや目線、態度も。
ユマニチュードの本は読めそうにないなぁ
と思い、この本を読んでいるが、
ときどき、退屈で頭を掻いたり
太線部分だけ読んだり。
終わりのほうには、
このように会話しようの例文集が載っているので
参考になると思う。
これで、認知症の進行が穏やかになれば。
それはそれでいいかな。
しかし、介護する側は大変だわ。
これ、やらなあかんのやろ。
あー、しんど
わたしは、母にはこのような会話はあまり
しなかった。
最後のほうは、ほとんど会話ができなかった。
「はい」「いいえ」程度になったような。
人は、会話を通じて脳が活性化されるらしい。
使わない器官は衰えるらしい。
脳をしっかり使うことが大切。
それには、やはり、会話。
無理しない範囲で
できたらいいかな。
そういえば
先日、
どっかのオバチャンらの会話で
気になったことがあった。
久しぶりに会った60〜70代ぐらいの
オバチャン2人のうちの
一人が、
「〇〇さん、久しぶりねぇ。
ボケてない?わたしのことわかる?」と
言っていたなぁ。
お互い親しいのか知らんけど、
認知症でなくてもこの言い方はちょっと。
親しき中にもナンチャラって言うからねぇ。
その〇〇さんとやらが、上品な方で、
ニコニコ笑っていたけど。
(人間出来てる)
わたしが見るに、この方は全然ボケてない。
これが、もし、うちの母だったら、きっと、
「ボケてへんよッ!!」と言って怒り出すと思う
前頭側頭型だったから。
そういったことが学べる本。