邦題:鮮血と絶叫のメロディー/引き裂かれた夜 → アングスト/不安
26点。
見逃した?映画冒頭にて「汝等こゝに入るもの一切の望みを棄てよ」という警告文が出ているようです。何の引用かは下記にて。
我を過ぐれば憂ひの都あり、
我を過ぐれば永遠の苦患あり、
我を過ぐれば滅亡の民あり
義は尊きわが造り主を動かし、
聖なる威力、比類なき智慧、
第一の愛、我を造れり
永遠の物のほか物として我よりさきに
造られしはなし、しかしてわれ永遠に立つ、
汝等こゝに入るもの一切の望みを棄てよ
(解説)ダンテ「神曲」地獄篇第3歌冒頭より抜粋。
日本劇場公開の折、警告文が出ています。
本作は、1980年にオーストリアで実際に起こった事件を描いております。当時の司法制度では裁ききれなかった為に発生した事象であり、本映画をきっかけとして以降大きく制度が変わりました。劇中、倫理的に許容しがたい設定、描写が含まれておりますが、すべて事実に基づいたものであります。本作は娯楽を趣旨としたホラー映画ではありません。特殊な撮影手法と奇抜な演出は観る者に取り返しのつかない心的外傷をおよぼす危険性があるため、この手の作品を好まない方、心臓の弱い方はご遠慮下さいますようお願い致します。またご鑑賞の際には自己責任において覚悟して劇場にご来場下さい
~あらすじ~
刑務所を出所した狂人が、とたんに見境のない行動に出る。
(※公式HPより抜粋)
〜総評〜
ただ、自分の快楽の為だけに一家三人を惨殺する人間のお話なのだけど、実話よりは(拷問らしきことをしていないので)控えた描写。警告文は随分と大袈裟なのだけどカメラワークや音楽に関しては確かに拘りが見られて。その効果でこれ、感情移入をする人も居るらしくて、その意味でわざわざ観る映画じゃないかも。私は全く理解が及ばず、この映画の価値がさっぱり解らなかったってことをここに記しておく。
正直、何の感想も起きませんでしたねえ…。