62点。

 

「コンプリ〜〜〜〜〜ットゥ!ヾ(*´∀`*) (恋という名のウィークデイ)」

 

STORY

最強の殺し屋が挑む究極ミッション!誰も殺さず、

最狂の偽善者から、訳ありの少女を救出せよ。

 

 

 

どんな相手も6秒以内に仕留める――

伝説の殺し屋 "ファブル"(岡田准一)。

 

ある日、ボス(佐藤浩市)から

「一年間、誰も殺すな。一般人として“普通”に生きろ」と命じられ、佐藤アキラという偽名で、相棒・ヨウコ(木村文乃)と共に一般人のフリして暮らし始める。

 

猫舌で変わり者のアキラは、今日もバイト先の社長(佐藤二朗)と同僚のミサキ(山本美月)と関わりながら<プロの普通>を極めるため奮闘中。

 

一方この街では、表向きは子供を守るNPO代表だが、裏では緻密な計画で若者を殺す最狂の男・宇津帆(堤真一)が暗躍。凄腕の殺し屋・鈴木(安藤政信)と共に、かつて弟を殺した因縁の敵・ファブルへの復讐に燃えていた。

 

同じ頃アキラは、4年前のある事件で自分が救えなかった車椅子の少女・ヒナコ(平手友梨奈)と偶然再会し、これが後に大騒動へと発展する ――!

 

(※公式サイトより抜粋)

 

 

以下、ネタバレ。って言うか、感想。

 

 

□冒頭部分、映画の掴みって大事なところじゃん?(連荘中)

 

 

…何なんでしょう、これじゃない感の漂うヒップホップ調の音楽は。またタイトルを間違えたと思って一回、消して確認したぞ。

 

原作は兄さん(ファブル)の「でも もう 大丈夫―――」の台詞が格好良いってんで、何とかして、みんなが言おうとするようなダサ可愛いところが魅力であって、お洒落なヒップホップなんかでキメてる漫画とかやないんや―――。

あくまで、普通の生活を続けて行く内に、それを続けて行くために、過去に向き合うことになったりする人間ドラマなんだから。

 

 

□銃撃戦じゃなくて、今回は純然たるアクションに気合を振ってるぞ。

でも、やっぱり兄さん(ファブル)が一寸弱く見えるんだよね。

 

 

そもそも、ピンチに追い込まれないと言うか、だって姉さんの100倍強い設定だからさ。ま、映画化に当たって見せ場が無いんじゃ成り立たないだろうから、仕方が無いけども。アラン・フィグラルツとは何だったの。折角の岡田准一だし、こっちの方面で良さそうだね。

 

今回は姉さん(ヨーコ)も見せ場があるけど、あれ?全くお酒を飲んでなくない?

 

 

□ストーリーは、原作の第9~13巻の「宇津帆編」に沿うもの。

最狂の偽善者、宇津帆役に堤真一。しっかりとキモくて、配役に文句無い。レートも前作はGだったのに対して、R15+なので、プロとして―――ちゃんとお仕事をしてるんだなと安心する。だけどさ、絶対にキモいとこ抑えて、Gにするべきだったぞ。

 

 

対照的に兄さんを、イケメン過ぎるように描くのは良いけど…。素敵!

 

 

~総括~

前作に比べ、アクションもイケてるし、コメディ部分においてもかなり、原作の空気感に寄って来た感じはする。致命的なのは、地雷解除のシーン。何で、邦画は見せ場をクドくしたがるのだろう。それと、原作でも滑り芸だったジャッカル富岡が、マジで笑えないところ。何が心配かって、ネタもこれくらいで打ち止めだったはずなの。次作…どうするつもりなんだ―――?

 

 

次作の成功如何は「ジャッカル富岡」の中の人のネタにかかってる?

 
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