邦題:アオラレ 原訳:精神的に不安定とか狂ってるって意味のスラング
43点。
「ごめんね」のひと言があれば、始まってもいなかったアクションスリラー映画。
…レイチェルよ、相手は「グラディエーター」だぞ…面影無いけど。
因みに、邦題が示すような〝煽り煽られ運転〟がメインではありません。
〜あらすじ〜
寝坊した女性が、慌ただしく車で息子を学校に送り、職場に向かう。やがて交差点に差し掛かった彼女は、青信号になっても発進しない車を追い越す。追い越された車を運転していた男は彼女に苦言を呈し、それから行く先々に現れては執拗に彼女をつけ狙い始める。
(※Google先生抜粋)
以下、ネタバレ。って言うか、感想。
ラッセル・クロウは人生の中で辛い思いをし、過食症になったのかも知れないけど、あからさまにやり過ぎているので、感情移入は不可能に近いです。
レイチェルは離婚協議中のシンママ、当然に精神に余裕は無いでしょうが、性格に難有り的な描写がされていて、これもまた感情移入はし難いです。
一転して、彼らに振り回される側に居る、周りは一貫して正しいことを言っていて、当の本人たちよりも不憫なことになります。子供だけは巻き込まないで欲しかった。
こういったことを踏まえ、人に対して思いやりを持たないといけないねって、自分では無く、大事な人を傷つけることになりかねないっていう、伝説のグラディエーターがむっちゃ張り切って、啓蒙活動をしている映画なのでした。
□向こうでは、その辺を普通に走ってる普通の車。
レイチェルは、ボルボ。映画で使用したのは5台なんだって。
1990〜1998年の960、或いは
1996〜1998年のV90エステート。いずれにせよ改。のはず。
直6DOHC2,473ccまたは2,922cc。
対するは
ラッセル・クロウは、フォード。使用したのは解る限りで最低でも2台。
F250スーパーデューティ。
1台目、2WD6.0Lディーゼル
2台目、4WDガソリン車(サウンドがあきらかに違う)
内装のリムの違いがあるけど、そこまでは誰も気付かないみたいだ。
1999〜2007年、5.4V8、6.8V10、6.0か7.3LのV8ディーゼル。
町中のカーチェイスはなかなかの迫力が出てて良いです。こればっかにして欲しい。