邦題:バック・トゥ・ザ・フューチャー
95点。
この映画に意地悪する人はかわいそかわいそなのです。例え、1000本を超える映画を見たとしても、これを超えるものはなかなかどうして、見つけられないのです。
解りますですよ?ハリウッドの超大作、超有名作品に高得点を付けるとか、にわかの映画ファンだって思われるんじゃないかって、天邪鬼な気持ち。でも、そんなの誰も気にしてない楽しい感情に蓋をして、自分を誤魔化したらダメなのです。
好きなものは好きって、素直に表現したら良いのですよ。にぱー。
~あらすじ(要ります?)~
変わり者のドク・ブラウンが造り上げたデロリアンのタイムマシンで1955年にタイムトラベルしてしまったティーンエイジャーのマーティ・マクフライ。そこでマーティが直面するハプニングにより彼自身の未来が消えてしまう危険にさらされ、そうなると彼は未来に帰れなくなってしまう。
(※Filmarks映画より抜粋)
以下、ネタバレ。って言うか、素直な感想。
子供からお年寄りまで、全てが対象年齢の極上のSFエンターテインメント。誰に勧めても全く恥ずかしくありません。
□ドクが好き。
大きくなったらドクと結婚。大人しくして五月蠅いのが死んだら、遺産を相続して、ビフ以上に自由にするのが夢でした。あらやだ、冗談ですよ?
彼、犬みたいで可愛い事ない?
□デロリアン社製DMC-12、バックトゥザフューチャー仕様が格好良い。
アメ車とか…って思う私が手放しで憧れる、メンテナンスフリーを目指した無塗装のステンレスポリッシュ仕上げの無骨なフォルム。雨の日に不安を覚えるガルウイングのドア。販売してからも欠陥だらけのポンコツ具合なんかが、当映画の世界観に異常なくらいマッチしていて、特別な車に見える魔法がかかっています。
実際のとこ、1982年迄製造、生産台数僅か8,975台なので、やっぱり特別な車です。
□母ロレインのいけない恋模様にハラハラドキドキ。
「…何だか変だわ。自分でも良く解らないけど…。貴方とキスしたけど、弟にしてるみたいで何も感じないの」
「それで当然なんだ」
恋の終わりなのに誰も傷付かないとか、そんなの見た事無いですよね。このシーンでみんなが腑に落ちて、すっきりさせてくるのって凄くない?
□仮に続編が無かったら、それこそ、伝説のSF映画になってたと思うの。
あまりの人気振りで、続編はみんなが(恐らくは私も)望んだとは思うけど、当映画のラストは、終わったのに終わってなくて、綺麗にオチてたりする。タイムトラベルをテーマにした映画の結末だからこそ、そう終わるよねっていう超納得のエンド。
しかもそれって、ロレインの恋の終わり方とロジックが一緒という。凄い…。
私たちがいくつになっても、子供の時分にまで一瞬で戻してくれるタイムマシーンの様な映画で、時が流れる程にその評価を盤石にしていくでしょう。