邦題:幽幻道士(キョンシーズ) 原訳:ベビーキョンシー

58点。

 

"キョンシー" は元々は中国の妖怪の類で、創作により吸血鬼やゾンビの特徴が肉付けされていった中華圏のホラーアイコン。現在の中国ではゲームキャラクターとしてのイメージが強い様です。

 

同テーマを扱うタイトルの「霊幻道士」とややこしいのですが、そっちこそが本流。

当映画は台湾制作の亜流です。「幽霊道士」なんてものもあって、日本の配給会社の便乗邦題付けはこの頃からふざけ始めた印象があります。ま、当映画自体がふざけているんだけど、道教をバックボーンにキョンシーと戦う姿は、子供心に魅力的に映るアクションホラーコメディーです。

 

当映画においての補足ルールは下記、2点となります。

・キョンシーに自らの影を踏まれると、その間は呼吸が出来ずに動けなくなる。

・それはとても縁起が悪い事と言われ、その後は不幸に見舞われる。

 

生前の恨みや嫉みが強ければ強いほど、強力なキョンシーになる設定なので、麻雀で負け続けたり、弟子が為出かす事の後始末だったりで、親方が強い理由は弟子たちにあるんじゃないのと笑いながら見られる、子供に見せてもまぁ大丈夫な映画です。

 

 

~あらすじ~

大道芸人の親方に連れられて旅回りをしている孤児のチビクロ、スイカ頭、デッパ、チビトラは、森の中でキョンシー隊に遭遇し、悪戯心からキョンシーのお札をはがしてしまう。するとキョンシーは暴れはじめ、親方が影を踏まれてしまう。それ以来、親方は不運な出来事が続くようになり、ついには児童虐待で警察に逮捕されるハメに。行き場を失ったチビクロたちは道士の金おじいさんの元に引き取られ、彼の孫娘テンテンと出会う。

(※映画ドットコムより抜粋)

 

 

以下、ネタバレ。って言うか、特色。

 

 

 

↑キョンシーとの戦いはこの曲で。

 

 

□みんな大好きテンテンが活躍するのはこのシリーズ。

キャラクターにプロットが付いて来るタイプの映画です。如何にこの世界観を好きになれるかが評価の分かれ目です。

 

□世界初「ジャンピング土下座」競技のフルスコアを叩き出した映画。

カプコンのゲームシリーズ "ロックマン" より以前、デブ署長(※特殊な訓練を受けています。)が決めたもの。その言葉自体は後年、TV番組 "めちゃ×2イケてるッ!" 内のテロップにて広まった様です。

 

 

テンテンが使う、開いた手の形のお仕置き棒がもの凄く欲しいです。

 
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