ちょっと前からたびたび、目や耳にする「マルハラ」なる言葉です。
私、とても迷惑を被っていますので、愚痴りたいと思います。
正直、その感覚が全くわからない、と言うわけではありません。
絵文字、顔文字が当たり前のやり取りなら「句点」は使いませんからね。
ただ、そのような文章(に込めた意図)は、万人に伝わるものではないです。
それはもしかして、自分と、自分を取り巻く周囲といった "狭い世界" でしか
通じない感覚なのかもしれない。と本人が気付かないと直りません。
もちろん、あえて自分の感性を文章に表現することで、同じ様な感性を持つ人たちを
対象にしているものを否定してはございませんので、お間違えなく。
一たび社会に出たのならば、様々な考え方の人がいますから
広く受け入れられる、解り易い日本語の使い方に合わせて行く必要があります。
例えば、ビジネス文書なんて、とっても馬鹿らしく思うかもしれませんが
正しく使いこなすだけで、勝手にお相手さんが
「この人は優秀だ」と勘違いしてくれるメリットがあります。
これは、字が綺麗だとかと同一の効果で、努力する価値があるものと思います。
私は若いのだから、将来的にお年寄りを支えなければいけないから
世の中は、これからの世代の考えを尊重して然るべきで、それこそ、
年長者だからこそ、若者に譲るのはあたりまえじゃないかと言う「危険な思想」は
最終的に、自分をどづぼにはめるかもしれないことを想像するべきです。
若者であるからこそ、粗相が許されることをクレバーに理解しつつ
その間に謙虚に勉強していくのが、価値と居場所を担保することなのです。
何でもハラスメントとしてしまうと、成長の機会が失われかねず
現在の教育と同じで、経験すべきことを経験できなくなることを危惧します。
一応、私も若者と呼ばれても良い世代だと思いますが
少なくとも、私の周囲に「マルハラ」なる感覚を認める人がいないのが救いです。
なので、針小棒大なマスコミの偏向報道に辟易としています。
要するに、一部の子供じみた思考を然も、若者全体の様に報道するな!
仮にそれを報道するなら、上記の様に丁寧に説明するまでがセットでしょう。
むしろ、問題を提起するだけして投げっぱなしにする
マスコミの方が "いい大人" であるかどうかを問いたいよ。全く!
私がこれだけグチグチダラダラ言ったのを、別の切り口から
綺麗に纏めた俵万智先生の短歌を引用させていただいて〆ます。
「優しさにひとつ気がつく ✕でなく○で必ず終わる日本語」