邦題:ロード・インフェルノ
55点。
こんな言い方をしてはいけないけど「ここまで愚かな人は駆除されても仕方が無い」
気がしちゃう、安全運転講習の教材として採用するべきと思えるスリラー映画。
テロップで○○法違反とか加えるともっと良いですね!
(例:食べかけのハンバーガーを窓から捨てるシーンについて。
食べ物を粗末にする事に対する嫌悪感に加えて
道路交通法第76条の4項「道路において進行中の車両等から物件を投げること」
同法120条1項9号にて5万円以下の罰金、及び、廃棄物の処理及び清掃に関する法律第16条「何人もみだりに廃棄物を捨ててはならない」
同法25条にて5年以下の懲役若しくは千万円以下の罰金に処し、又はこれを併科するといった複数の罪に該当する。日本では結構な重罪ですよ!
…これを明確に叱らない両親が終わっていますけどね。
以下、ネタバレ。って言うか、感想。
私、車が趣味(弄る方)ですが、煽り運転をした、された事がこれまでありません。
なので、2020年6月に道路交通法が改正されて妨害運転罪が導入された際には、嬉々としてドライブレコーダーを導入したクチです。この法令のポイントは自転車による行為に対しても適用されるもの。自転車大国のオランダでも社会問題となっている事から、冒頭のシーンに持って来たのだと思われます。
映画におけるサイコパスは使い勝手が抜群ではあるけど、一ミリも共感出来ない様に描くのが鉄則な事から、当映画は使い方を誤っている。と言うより、普通の人として描く方が何倍にも怖さが増すだろうと思わされるのが勿体無いポイント。
歪んだ正義を振りかざすのも間違っている事から、彼が逮捕される結末に持って行くのが正当であって、そうじゃないのが大幅なマイナスポイント。
車の運転には譲り合いの精神が必要と言いますが、それって漫然としていませんか?
全体の交通を自らが邪魔しないという周囲への配慮が必要なのであって、仮にそれを実行出来れば、巻き込まれる事も巻き込む事もありません。