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邦題:ホラーマニアVS5人のシリアルキラー
65点。
 
ひっどい邦題なのだけどそこから受ける印象からは程遠い内容で、後述しますけど、手放しに否定するのも違うと思わされつつ。
5人という数字もちょっと違くて、だのに強ち嘘とも言い切れなくって何だかもやっとボールを適度に投げたくなったカナディアンホラーコメディ。
一先ず邦題は忘れましょう。
コメディと謳っているものの、笑いどころは解り辛い印象でした。強いて言えば二つの意味で電話かしらん。
 
 
以下、ネタバレ。って言うか、感想。
 
 
オープニングのシリアルキラーがタクシーを運転していたらもっと良かったのに。
言っても、ここのシーンが意味するところは、裏の主人公はキャリーだと語っていると思われます。
 
この映画の良心は間違い無くサラ。本当のところ、パートナーならどっちの意味でも彼女一択ですね。友人思いで勇気があり腕っぷしも強い。でも、サラは一人でやっていけるでしょうし。笑って別れるところなんかはとてもさっぱりして良いですね。
 
何と言うか、性別が違うだけでここまで印象が変わるんだと思い知らされました。私の中でこうあるべきといった主人公像がやっぱりあって、だからこそジョエルに勝手に期待して勝手に失望、或いは腹を立てるのですが、ヒロイン枠だと思えば驚く程に許せてしまった不思議。本来、こんなの助けたら任務遂行が遠くなってしまうし。
 
その視点から見ると、キャリーの有り難いお説教は嫌味とも取れるデメリットもあるかな。ダメンズが好きなのかな…身を滅ぼしそうだけどな…。
 
後日譚を描くのも少し垢抜けたジョエルが見られて良き、だけどもう完成しているので続編は出して欲しくないような。見たいような。
 
 

ダメンズ矯正専門のお寺さん、キャリー住職みたいなものですかね?

 
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