29点。
全部観るのが苦痛で休みつつ3日かかりました。途中で放り投げてしまうのは良くないですから。
2020年8月31日で閉園、実に94年もの長い歴史に幕を閉じたタイトルと同名の遊園地が舞台です。今更なのですが、プロモーションとして逆を走っている様な気がしなくも無いですが、きっと誰もが子供の時分に思う
「楽しい時間が永遠に続いたら良いのに。帰りたくないよ。」
と言った感情は大人になるにつれ
「楽しい時間は限りがあるから愛おしいのだ。」
と思える様になるものですよね。
遊園地は子供達のそんな小さな願いが幾年も無数に集まり最早、一生出られない呪いとなっても信じはしませんが納得は出来るし、本来、楽しい場所が怖い場所になった時の落差の振り幅だったり、そのホラーを成立させるアイディアへの興味が尽きないと興味津々、鑑賞に臨んだのです。
「古い館のドアを叩いてはいけない。
お化け屋敷で返事をしてはいけない。
秘密の鏡を覗いてはいけない。
破れば秘密の世界に連れて行かれる。
呪いを解くにはメリーゴーランドに乗ること。」
ちなみに、としまえんへ私は一度も訪れた事はありません。呪いを試す事ももう叶わないのは残念ですね。
以下、ネタバレ。って言うか、感想。
劇中では古い館のドアを叩くと竹中直人が出て来るんですよ。そして以降は一切出て来ません。何て贅沢な使い方なのでしょう。それはホラー何かでは無くコメディの様に思うけど、リアルで出て来たらショック死するかも。プラス12点。
当映画を意図的に怖く分析して行くと
①失踪した由香も父母も既に秘密の場所の住人と仮定出来る。
②チケットの数が5枚の理由は復讐と思えば怖いかも。
これを明確に描写する訳でも無いけど。
お薦め点数が低い理由は
①先に述べた私の当映画への期待感が強大過ぎた。
②復讐する、されるには弱過ぎる虐め。もっと目を背けるレベルの描写だったなら。
③由香が幽霊にしては可愛らしい。父母は骨?一貫性が無い。
「犬鳴村」の方がまだ面白いと思います。