58点。
今から半世紀近く前に日本で撮られたファンタジーホラーコメディ。
21世紀に入ってアメリカで公開され、サイケデリック映画として立派にカルト認定、日本でのDVD化は2001年。再販が2015年。
女児時代の私を恐怖のどん底に落とし、トラウマと化して長きに渡って邦画ホラーを避けさせた切っ掛けとなった映画。
様々な経験を積んで大人になった今は最早私の敵じゃ無いですが、あの頃のピュアな自分に寄り添う為にじっくり鑑賞します。
~あらすじ~
夏休みに7人の少女は、おばちゃまに会いに羽臼(ハウス)屋敷へ行くことになり、
やがて次々と姿を消してゆく・・・。
(※Amazonプライム・ビデオより抜粋)
以下、ネタバレ。って言うか、我が闘争。
これが約半世紀前に撮られた映画なの!?映像に特殊効果が多用され、今となっては一周回って新しい。カット割りも同様に斬新でセンスを感じる。やり過ぎ感が漂うにしても凄いパワーです。
音響はこれも工夫されていますが、聞き取りにくいのが致命的です。古い映画なので仕方無いのでしょう。勿体無いポイントです。
女優さん達はみんな可愛らしいです。そう、中学生くらいは(変なあだ名や言葉遣いを除けば)大袈裟じゃなく、私もあんなんだった気がします。
コメディと思われる部分。全く反応出来ません。私の教養不足でした。
お約束のお色気シーンですが、思春期女子の裸は見るのがきつかったです。脱がすのなら若返った叔母ちゃまだけにしてよ。
あ、でもクンフーのお尻は良い形です。
トラウマシーンはピアノです。身構えて観ましたが、大丈夫でした。ですが、
世界的ピアニスト誕生の未来の可能性を消し去った罪深いシーンです?
クンフーがいちいち男前です。最後は強靭な意志で一矢報いてプラス10点です。
大人達がコメディ担当で役に立ちません。
先生はそも屋敷が見えないし、どうしようも無いですが、義理の母親がプロモを撮り始めて全く間に合いません。
セオリーではありますが、理由が酷過ぎるので大幅に減点です。
タイトルが "Home" じゃ無いので、帰らぬ婚約者を待つ場所じゃないんだなと思っていましたが、最後に
「思い続ける事で」とナレーションが入ったので "House" として、これからもこんな事を続けるんだわと思いました。悲しいお話です。
と、思ったら叔母ちゃまの名前は "羽臼香麗" だそうです。何だよ、洒落かよ!
こんなのがトラウマになっちゃってたなんて、可愛いとこあるよね。