マリーヌ・ヴァクトの演技、素晴らしかったです。
17歳とは思えない程の色気を醸し出し、謎めいていて、心を閉ざしている、何かしらの悩みを抱えているティーンエイジャーをうまく演じていました。
私は英語が大好きなのですが、たまにフランス語を聞くと、あぁやっぱ素敵だな~ッテ思いました。
ああいう夏のバカンスが羨ましいです。
日本にはない文化。
こういう違う文化を映画で感じ取れるところ、好きです。
冬のバカンスの話も会話に出てきていましたね、いいなぁ。
弟との関係がすごく可愛かったです。
とっても仲良し。
弟がメイクのアドバイスをしてるシーンが好きでした。
イザベルの初体験は見ててなんか切なかったです。
でもイザベルらしいとも思いました。
あんな初体験だったからこそ売春に手を染めてしまったのか…なんなのか…決してお金のためじゃない。
満たされない心。
事の最中にも何も感じない空虚感がすごく伝わってきました。
イザベルにとってなぜか特別な存在だった客のジョルジュ。
そんな存在の客が情事中に死ぬという展開。
娘が売春に手を染めた母の心情とは私には全く想像できません。
母に精神科へ無理矢理連れて行かれたイザベル。
そしたらカウンセリングを週1で受ける事になり、その診療代を売春で稼いだお金で払えるとイザベルが言い出した時、母は苦い顔をしました。
が、先生は彼女のお金だからと言ったシーン。
売春で稼いだお金でカウンセリングをするからこそ、そのカウンセリングに意味があるんだなと思いました。
でも結局効き目はなかったみたいです。
同年代の彼氏を作っても何の意味もない。
携帯電話のSIMカードを入れ替えて、またもや売春をするのかと思った時、一体この先この映画はどうなるのだろうと不思議でしょうがなかったです。
ジョルジュと会っていたいつものホテル。
待ち合わせに来たのはジョルジュの妻。
この時のイザベルの緊張感もありつつも落ち着いた様子の感じがこれまでと違うなと思いました。
いつもの部屋でイザベルとジョルジュの妻がベッドに横になってるシーン、すごく複雑です。
スッカリ寝てしまったイザベル。
起きて部屋の中を見渡すとジョルジュの妻はいません。
そのあとのイザベルの微笑み。
今まで決して笑いもしなかったイザベルが笑った‼︎と思いました。
この演技、本当素晴らしかったですし、かなり印象深いです。
カウンセリングや彼氏では何の解決もしなかった事が、ジョルジュの妻と会い、情事をしていた部屋に一緒に行き、ただそれだけで、まぁただそれだけって軽い事ではないのですが、それだけでイザベルの中の売春に対する問題と他の問題もあるのか、とにかくすべてが解決した、そんな微笑みに感じました。
きっとイザベルは最初っからジョルジュの妻と会ったら自分の中の問題が解決すると分かっていたように思えました。
だからあの清々しい微笑みだったのだと。

