咳をしても一人

私は若い頃、「しょせん人間は一人」なんて女子の前でうそぶいていたイタい青年でした(ここ、ブログネタの回答ね)。
・・・まあ、今でもその考えはあまり変わらないんですが。
でも年をとって、親もそう遠くない将来いなくなるにあたり、ちょっとだけ人とのつながりを大事にしようかなとも思い始めています。
あれは2、3年前だったかなあ。電車に乗ってたら対面の女性がこっちに向かって手を振っている。
ホームの人に手を振ってるのかなあと思ったら、俺に手を振ってるもよう。
「・・・ん?あれ?」
15年以上前、一緒にバイトしてた女子でした。
俺はあの頃から20kg以上太っています。よく気がついたなあ。
30代後半に差し掛かった女子。目じりのシワが年齢を物語ってるけど、あとはあんまり変わってないや。
「なに?今日仕事?」
「そう。1さんは?」
「俺も仕事。て言うかここで降りる。じゃあねぇ。」
連絡先も聞かぬまま、電車を降りる俺。
あとで、当時からの知り合いに連絡先を教えてもらい電話、「飲もうか」と言う話になりました。
まだ独身らしい彼女。バイト先をほぼカットアウトした私のことは「もう死んだらしい」と言うことになってたみたい。
そして当時仲良かったヤツの近況を聞く。20歳前後にフリーターだった奴ら。当然低学歴w
やはり大物はいなかった(俺含む)。
でも一人、劇団を主宰してる女子がいた。
この女子とは20年前車で一緒に北海道まで行ったっけ。うん、懐かしい。
にわかに出来たネットワーク。せっかくだから大事にしようと思う。
・・・と言ってあれから2年連絡してない。
ふろーすれ1