今、うちには1歳半のメスの猫がいる。メスだけど、トラという名前。
いつも独りで日中いるものだから、ずいぶん前から不憫に思っており、
ついに二匹目の猫を探すことになった。
しかしトラはもともと雑種のもらい猫。タダでこんなにかわいい生き物をもらえてしまう経験をした
私達には、もはや十万ナンボも出してペットショップで猫を買うなんていう価値観はなかった。
そこで猫の里親募集の掲示板から都内の保護者を探し当て、日曜日にお見合いに。
ところが訪れたそのお宅は世間一般にいう「猫屋敷」(でも団地…)。
においがすごい、壁紙がすさまじく破けており、もともとは3LDKだったと思しき室内には
推定20匹以上の猫が縦横無尽に生きていた。
しかし、保護者は変わり者というわけではなくて、面倒見が良すぎて、押しつけられたり、ほっとけなくて
気付いたら自分の生活が、どうにもならなくなってしまったような初老の女性とそのお母さんらしき老人だった。
そういう人物を見ると、私はどうしても「吉原炎上」のかたせ梨乃を思い出してしまうのだが…まあ、それは
それとして、そのすさまじい猫屋敷の中でも、良く見ればやはり子猫たちはかわいいのでありました。
そして運命の一匹。
それは黒猫だった。
今度の週末にはおそらくうちにやってくる。新しい家族になる。
あんな大家族から離れるんじゃ、やっぱり少しさみしいだろうか。
