ロングウォーク
監督:フランシス・ローレンス
感想
「歩くか 即死」というキャッチコピーを見ると、『バトルロワイヤル』の派生的なB級映画を連想する。でも実際は、スティーブン・キング御大が70年代に別名義で発表した作品。
『ショーシャンク』とかのイメージに引きずられがちだけれど、半自伝的な「書くことについて」を読むと、もともとB級ホラー映画を山ほど見て育ったような人。この作品も、そんな感覚で見るのが正しいのかも知れない。
とはいえ、画的にはわりと地味かも知れない。たんたんと歩く人たちの運命がひたすらにその目線から捉えられていく。
印象的だったのは、むしろ沿道の風景。僕が好きな写真家ポール・フスコ(Paul Fusco)の「RFK」シリーズを連想させる。ロバート・ケネディの葬送列車を見送る人々を列車上から捉えたシリーズ。
ただ沿道の人々を捉えているだけなのに、厳粛な雰囲気のなかにも様々な人々がいて、なにかアメリカというものを感じさせるシリーズだ。
この映画の撮影は、地味だけれどフスコを感じさせて良かった。Amazon Primeで視聴。
☆☆☆☆★(4.0)
6月26日(金)公開『ロングウォーク』 |本予告