ルックバック(5.0) | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)

ルックバック

監督:押山清高

感想
 これは一発の弾丸だ。

 漫画家を描いたフィクション作品であり、かつジャンプ系列ということで『バクマン』を彷彿させるところがある。それ以上に感じさせるのは漫画家の魂というか、絵描きの魂というか。とにかく「描け!」っていうその姿勢の力強さ。手塚さんの「紙の砦」のような一心不乱に机に向かう姿、東村さんの『かくかくしかじか』のような「描け」というメッセージが胸を打つ。

 アニメーションもいわゆる「アニメ」になっていないところが良い。セルと背景が分離しないスタイルは近年の流れでもあるけれど、なんて言うか、この作品のテーマにちゃんと噛み合っているというか。ひとつひとつの描線に、ひとつひとつの動きに魂が込められている。ノウハウでやっていない。まったく手法は異なるけれど、『First Slam Dunk』にも通じるようなクリエイティビティ。マンガのアニメ化という既存フォーマットに乗っかるのではなく、作品そのものに向き合って作っている。

 1時間程度の短い作品。でも体感時間はもっとずっとあっという間だ。これは一発の弾丸。胸を抉られる。

☆☆☆☆☆(5.0)



「ルックバック」公開記念新PV