LastRUST
滅びゆくものに惹かれる。ギボンの『ローマ帝国衰亡史』、陳舜臣の『小説十八史略』…あるいは『平家物語』。栄枯盛衰。娑羅双樹の物語。
はじまったのはわずか3ヶ月前。箱庭みたいだったシーズン1。すべてが手探りの時代。多くのメンバーが参加して盛り上がったシーズン2。最盛期。そして、シーズン3。広大なマップ、風化を防ぐための緩々設定、敵が消えたトンネル。
終焉に向かったのも仕方ないかなとも思える。量が質を生むRUSTでは、参加メンバーの数と密度が面白さに直結する。拡張したマップに対して、ホロメンの数には限りがある(残っているのはもともと参加に乗り気ではないメンバーばかり)。
最初のシーズンから参加していたメンバーにしても、もうやることがほとんど残ってなかった。そのなかで盛り上げてくれたのがシーズン2スタート組。なかでもかなたんとかルーナは本当に功労者だったと思う。今シーズンで最後になるちょこ先のRUSTも僕は大好きだった。
それでも、僕にとってのRUSTはやっぱりみこちと共にあるものだった。いつも彼女はシーズン最後の最後まで、戦争が終わったあとにも残っていた。シーズン1のフブちゃんとの深夜ギャンブル、シーズン2のすいちゃんとの撃墜エンド。それらはいつも少しの侘しさを湛えていて、そうした侘しさが僕にとってのRUSTの一部になっていた。
シーズン3は最初から何かが終わっていく予感がした。侘しさはずっと底流に流れていて、折に触れて顔をのぞかせていた。最終日、祭りのあとにみこちはひとりでヘリに乗り、かなタワーの屋上に降り立った。最後にやり残したエスポワール攻略もヘリで果たした。エスポワールのマストから眺める終末の風景がやけにエモかった。
そうして最後に向かったのは懐かしのmiCometハウス。燃え盛る炎の中、手助けに来てくれたかなたんとRUSTに別れを告げた。
かなたんはシーズン4も続けるらしい。シーズン4はどうなるんだろうな…。シーズン3は終末の予感はしていたけれど、本当の終末ではなかった。人が居なくなっても、まだ彼女たちが建てた建物や痕跡はあちこちに残っていた。ぺこら塔、ちょこタワー、まつり邸、みこちのヘリ迎撃塔…かなタワーの屋上からはいつでもそれらを眺めることができた。島を散策すれば、誰かの作った建築を見つけることができた。
シーズン4は終わったあとの世界、もう何も残ってない。そうした世界ではじまる彼女たちの本当の少女終末旅行。
【 RUST 】最後のRUSTで終末旅行に逝こう――――【ホロライブ/さくらみこ】