神なき世界の物語(Rust)
先日、1stシーズンのフィナーレを迎えたRustホロ鯖。「楽しかったねー…。夢のような時間だった」とネフェルピトーみたいな感想を抱く。
もともと僕は、マイクラでのみこちのしら建加入の場面を見てホロライブにハマった。映画でもドラマでもアニメでも、その物語は基本的に誰かが書いたものだ。単に物語上のハードルを作るために出てくるようなキャラクター。でもここにはそんな奴はいない。それぞれがそれぞれに生きて、そうしてリアルタイムで物語が紡がれていく。
RustはマイクラやArkのようなオープンワールドでのサバイバル&建築要素に加えて、裏切りあり奪い合いありのPvPが売りになっていて、ギスギス要素がクローズアップされがちだ。でも僕が思うのは、こうした要素によって物語の幅は広がるということ。奪ってもいいし奪わなくてもいい、それは物語に予測不可能性と自由さを与える。
もちろん、時にはグダッてしまうこともある。最終日の決戦は勝利条件と戦略目標が明確になってなくて、敵を求めて時間を費やしてしまった印象がある。たとえばApexだったら勝利条件(最後まで生き残ること)と戦いが起こるための仕掛け(安地収縮)が用意されているけれど、そういうものがないRustではユーザー側で決まり事を作る必要があるんだろう。
それでも、このシーズンいくつも心に残る場面があった。印象に残っているのがフブちゃん関連。みこちとのタンバリン俱楽部やメリーちゃん、深夜のギャンブル祭り。特に印象深かったのは二人で行って惨敗したスモールリグ攻略。何度はじき返されても諦めない不屈の闘志やみこちをケアする優しさが心に残った。
最終日、決戦後のギャンブル大会。いつメンに混じって、「ぺこらも入ろう」としずしずと座ったぺこちゃんが可愛かった。そうして訪れた奇跡。20に1000賭けして大当たりしたみこちの配信者魂。気持ちよくなって全部配った結果、ツリー開放するためのスクラップさえも無くしてしまう辺りはまさに両津勘吉だった。
祭りの後の静けさ。最後のフブちゃん配信。笑いの神と共に現れるみこち。あの時の二人。ぽーんと6000スクラップをあげるフブちゃんの懐の深さ。舞台から役者が退場していき、そうしてあの賑やかだったギャンブル部屋に最後にひとり残ったフブちゃんの絵は、どこか演劇的な余韻を感じさせた。
僕はホロ鯖Rustが好きだった。
ギャンブルで得たお金を全ロスした後、救いの女神から施しを受けるみこち【さくらみこ】