機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
監督:村瀬修功
概要
「機動戦士ガンダム」における宇宙世紀の新たな100年を紡ぐ「UC NexT 0100」プロジェクトの第2弾で、富野由悠季の小説を原作としたアニメーション。『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』後の世界を舞台に、地球連邦政府に反旗を翻す組織を率いるハサウェイ・ノアの戦いを描く。監督は『ガンダム』シリーズのほか『虐殺器官』などを手掛けてきた村瀬修功。ボイスキャストを小野賢章、上田麗奈、諏訪部順一らが担う。(シネマトゥデイより)
感想
僕はハサウェイというキャラクターは嫌いだ。カツのようにアムロに憧れ、ついぞアムロにはなれなかった英雄願望の少年。若さを言い訳にして、自らの感情のままに生きた無責任な子ども。
だから、「閃光のハサウェイ」という作品には昔から(小説の頃から)興味が持てなかった。彼がどうなろうが知ったこっちゃない。この映画のハサウェイはまるで『逆襲のシャア』におけるアムロかシャアのように振る舞う。でも、彼はアムロでもシャアでもない。
ところどころ臭みの抜けきらないセリフ回し。「70年代の劇画か?」って思えるようなキャラクター造形。キャラクターの魅力のなさはこの作品の欠点だ。キャラクターの魅力で引っ張る作品が多い昨今、これは結構大きい欠点だと思える。
ただ、映像作品としては素晴らしい。浮遊感のあるカメラワーク、流れるような映像のリズム、心地よい音楽との絡み合い。夜の光の繊細さ。
この監督さん、絶対『インターステラー』好きだよね。映像の作り方とか音楽の使い方なんかに影響を感じる。他にも(劇場版パトレイバーとか)○○っぽいと感じるところはあるのだけれど、ちゃんと自家薬籠中の物にしていてパクリって感じは受けない。
ガンダムは死せず。
2021年公開作品、Netflixで視聴。
☆☆☆☆★(4.5)
機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ|冒頭15分53秒(Aパート)【5月21日(金)全国ロードショー】