ゴジラvsコング
GODZILLA VS. KONG
監督:アダム・ウィンガード
概要
『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』に続く“モンスター・ヴァース”シリーズ第4弾となるアクションアドベンチャー。モンスターの戦いで甚大な被害を受けた地球にゴジラが再び出現し、人類はキングコングに戦わせようとする。メガホンを取ったのは『サプライズ』『Death Note/デスノート』などのアダム・ウィンガード。『ターザン:REBORN』などのアレキサンダー・スカルスガルドや前作にも出演したミリー・ボビー・ブラウンやカイル・チャンドラーなどのほか、日本からは小栗旬らが出演する。(シネマトゥデイより)
感想
見に行く前、「怪獣プロレス映画」という評をいくつか見かけた。ふむ。
数ある怪獣映画の中でも、初代ゴジラ、84、平成ガメラ、GMK、シン・ゴジラ辺りは、現実の世界に怪獣が現れたらどうなるかをシミュレーションして描いたような作品だった。
一方、「怪獣プロレス」と呼ばれるのは主に60年代~70年代くらいのゴジラ(昭和ゴジラ)だ。着ぐるみの怪獣たちがプロレスのごとくバトルを繰り広げる。「ヘドラ」を除けば、やや子ども向けの作品群。荒唐無稽な設定も多い。
(平成ゴジラはもう少しドラマ的な要素が強い)
僕は圧倒的にシミュレーション系の作品群が好きだから、この作品にはそんなに期待してなかった。
ただ、見終わって思うのは、これはこれで正しいということ。「プロレス」ってのは「ブック」(あらかじめ決められた段取り)があるという意味でもあるだろう。お客さんはそれを分かった上で盛り上がる。この映画もなにかそういうところがある。
ツッコミどころがあったり、強引な筋書きが見えたりするんだけど、見せたいものがはっきりしていて「ちょっと強引だけど別にみんな分かってて見てるよね?」って感じが伝わるからストレスは覚えない。バカな映画と、分かっててバカをやる映画は違うということ。
前作のゴジラ(KOM)にあったような余計な家族ドラマも抑制されている。むしろ80年代ハリウッドの古き良き子ども向け映画のようなアドベンチャー要素や90年代から0年代にかけてのSF映画のような要素などが、昭和ゴジラにごった煮されている感じ。
小栗くんはかっこ良い…のに、(ある事情で)白目を剥くシーンが多すぎてそれはちょっと勿体なかった(^_^;)
日本版(吹替版)のEDは蛇足。わざわざ作った主題歌を聴かせるために、日本語版キャストやスタッフの文字がオリジナル以上に大きく、さらにゆっくり流れるのはオリジナルスタッフに対する敬意の欠如のようにしか見えない。
☆☆☆☆★(4.5)
7/2(金)公開!映画『ゴジラvsコング』吹替版 予告編