ナンバトル徒然3(Frontier) | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)

「ナンバトル徒然3」

 「推し」のいるチーム。

 

 その推しから、あまり勝負に乗り気じゃない雰囲気を感じた。アドバイスもいらないと。もちろん、その考え方も間違いとは言えない。ただ僕は「絶対に1位を取る!」というチームを応援したいし、ファンと一緒に考えて進むチームと共に歩みたい。だから少し距離を置きながら見ていた。

 公演初日トップバッター。

 まるで戦場に迷い込んできたウサギのようだった。

 オープニング曲で7期生を前面に出したり、超アイドル曲の『なめくじハート』をセトリに組み込んだり、かわいさを前面に押し出した公演。ただ、かわいさよりも、むしろか弱さを感じた。かわいさとか弱さは紙一重だ。でも、かわいいを強さに結びつけることは出来るはず。たとえば渡辺美優紀の『わるきー』はかわいかったけれど、表現として強かった。

 何事も徹底的に突き詰めれば人の心を動かす。

 もちろん、未熟さゆえの魅力というのはありえる。ただ、未熟さとかわいさはメンバー構成からもチームコンセプトからも「ちょうぜつかわE」の専有地だった。実際のところ、そこは未開拓地ではなかったように思う。メンバーそれぞれの個性が強く出ているという点ではきゅんmartの右に出るものはなかったし、メンバー一丸となって勝利を目指す姿勢でW1N‐Cに勝るものはなかった。

 

 それじゃあ、Frontierの進むべき道はどこなのか。僕はその先の答えが聞きたかった。「未開拓地で可能性がある」、「どんなタイプのセンターがいてもいい」、それは分かった。じゃあ自分たちはどういうチームなのか、自分はどんなタイプのセンターなのか、どこへどう進みたいのか。それを聞きたかった。

 2クール目が始まる頃には、「推し」も勝ちたい気持ちと悔しさを表すようになっていた。でも、セトリがその気持ちを載せられるものにはなっていなかった。1クール目最下位に沈んだLeopAjeが2クール目で圧巻の気迫を見せられたのは、そこに悔しさを全力でぶつけられるセトリがあったからだ。とくに「戦えよ!やられても前を向け!」と歌う『Don't look back』は状況と歌詞とが噛み合って凄まじい迫力が感じられた。

 Frontierの気持ちとセトリの方向性が噛み合っていない印象は最後まで付きまとった。中盤曲は気持ちが感じられるんだけれど、それがアンコール明けまで持続しない。超アイドル曲の『なめくじハート』は悔しさを前面に出してパフォーマンスする曲じゃないし、ラストの『Pioneer』はすでに道を切り拓いた先駆者たちが「あの頃の気持ちを思い出せ」と歌う曲。これから切り拓こうとするFrontierが歌っても説得力がなかった。

 行きたい場所も定まらないまま戦場に迷い込んできたウサギ。君たちはどこへ行きたいのか。その答えは最後まで聞けず仕舞いだった。

 3クール目最下位に沈んで泣きじゃくる推しを慰める言葉も持たないまま、ただグラビアナンバトルのRTをする。