事故 | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)

「事故」

 

 これは事故なんだと分かってる。

 

 いつでも誰にでも起こり得ること。平穏な日常の中に潜んでいるもの。

 

 人によっては軽傷で済む場合もあるだろう。でも、僕はそういうものに耐えられない。だからこそ、コメなんてしない筈だった。心を閉ざしていればそこに居られる。そういう風に出来ている。

 

 ちょっとした油断が大怪我のもと。子犬は事故が起こった道にはもう近寄らない。何もないと分かっていても、もう怖くてどうしようもない。別の道を行けば、そこにはきっとまた新たな景色が広がっている。それで充分だ。

 

 時には、あの道で仰いだ春の陽射しの暖かさや、真冬に咲いた桜並木の美しさを思い出すだろう。呼んでくれる度に滑らかになった呼び方や、ニコッと笑って手を振ってくれたことなんかを。それがどれだけ僕の心を温めたかを。

 

 そしていつか、こんな駄文を書いてやり過ごしている内に、そうしたものも全て忘却の彼方で凍っていく。

 

 そういう風に出来ている。