居場所 | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)

「居場所」

 

1.

 かつては選挙があった。たとえ在宅でも、投票していれば、くまの森には自分の居場所があると思えた。そしてかつては劇場があった。ずきちゃんのまなざしが、あの子が絶対に推しサイを見つけてくれるという確信が僕に居場所を与えていた。

 かつては握手会があった。じつのところ、握手券はいつも買っていた。他の人の邪魔にならないよう、最後の最後にいつも買っていたんだ。それは、たとえその場にいなくとも、そこに自分の居場所があると思えるために。

 そして今、お話し会に適応できなかった僕にはもう居場所がない。むしろ休憩時間の枠を買う(お話しない)という形なら、お金を払っても良いと思える。握手券の売り上げが指標となるグループ、熱心に繰り返されるSNSでの営業。いつからこうだったのだろう。いつも引け目を感じてる。
 

 

2.
 SRで毎回壇上に上がっても、誰もやっていないバトフェスで貢献度1位になっても、ドボンで10傑の称号を得ても、それは何ら居場所を保証しない。

 普段コメントしない僕が書いた、なんの変哲もないお祝いコメント。100件近いお祝いコメントにすべて返信があったなか、なぜだかひとつだけスルーされてしまったコメント。これは事故なんだと分かってる。「スルーされた」って言えば、きっと「ごめんなさい!」で終わる話。

 でも、それを確認するだけの勇気も熱意もない。昇格したら髪を染めたいと言ってたから、早晩お別れの日は来ていた。それが少し早まっただけの話。黒髪はそこに居ても良いというメルクマール(目印)。そのことでコメしたこともないし、もともと止める積もりもなかった。

 僕はスキゾキッズ。いつも居場所を求めながら、本当はいつだって逃げ出す理由を探してる。これは自分の問題なんだってこと、とっくに分かってる。救いがたいことに、寂しいという感情だけは今でも微かに胸のうちに残っている。