いつかは終わる。
ずっと、そんな予感がしていた。
でも、こんな状況を予想していたわけじゃない。
ゆいりーはいま、何を考えているんだろう。
劇場があったから、僕はAKBに帰ってきた。
ゆいりーがそこにいたから帰ってきたんだ。
照明の中を泳ぐ指先、彼女のまなざし。
あの頃は、そんなものが僕のすべてだった。
そして今。
あのコール、あの歓声、
すべてが遠く過ぎ去ってしまった今。
存在する意味と生きている理由を見失う。
心はどうしようもなく難波へと飛んでいく。
あそこでは、今でも面白さこそが神なんだ。
AKBに嫌気が差すたび、ゆいりーの顔が頭を過ぎる。
武器を失い傷を負った女神を、君は見捨てるのか?