泣きたい私は猫をかぶる
監督:佐藤順一、柴山智隆
概要
『ペンギン・ハイウェイ』などのスタジオコロリドが制作を担当した長編アニメ。女子中学生が、不思議なお面を使って好きなクラスメートに近づこうとする。監督は『たまゆら』シリーズなどの佐藤順一とウェブアニメ「FASTENING DAYS 3」などの柴山智隆、脚本は『心が叫びたがってるんだ。』などの岡田麿里が担当。女優の志田未来と声優の花江夏樹が、ボイスキャストを務めている。(シネマトゥデイより)
感想
背景描写など長所がないこともないが、それ以前に脚本が凡庸かな。
基本的な問題設定は「クリィミーマミ」を連想させる。それにプラスして毎度おなじみの異世界訪問譚。こう書いてしまえば、もうどういう話か分かってしまうかもしれない。この映画の想像力はそこから一歩も外に出ることがない。きわめて予定調和的に物語が進んでいくから、登場人物の言動がすべてが段取り的に見えてしまう。
もうひとつの問題点はキャラクターに魅力が感じられないこと。自分勝手な主人公と、その主人公を肯定するためだけに存在するような相手役の男の子。その周りに散りばめられた記号的キャラクター。この映画には真の意味での他者が存在しない。いっそのこと、夢オチにしたら説得力があったかもしれない。
☆☆★(2.5)
本予告『泣きたい私は猫をかぶる』公式 (6/18配信スタート)