泣きたい私は猫をかぶる(2.5) | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)

泣きたい私は猫をかぶる

監督:佐藤順一、柴山智隆

概要
 『ペンギン・ハイウェイ』などのスタジオコロリドが制作を担当した長編アニメ。女子中学生が、不思議なお面を使って好きなクラスメートに近づこうとする。監督は『たまゆら』シリーズなどの佐藤順一とウェブアニメ「FASTENING DAYS 3」などの柴山智隆、脚本は『心が叫びたがってるんだ。』などの岡田麿里が担当。女優の志田未来と声優の花江夏樹が、ボイスキャストを務めている。(シネマトゥデイより)

感想
 背景描写など長所がないこともないが、それ以前に脚本が凡庸かな。

 基本的な問題設定は「クリィミーマミ」を連想させる。それにプラスして毎度おなじみの異世界訪問譚。こう書いてしまえば、もうどういう話か分かってしまうかもしれない。この映画の想像力はそこから一歩も外に出ることがない。きわめて予定調和的に物語が進んでいくから、登場人物の言動がすべてが段取り的に見えてしまう。

 もうひとつの問題点はキャラクターに魅力が感じられないこと。自分勝手な主人公と、その主人公を肯定するためだけに存在するような相手役の男の子。その周りに散りばめられた記号的キャラクター。この映画には真の意味での他者が存在しない。いっそのこと、夢オチにしたら説得力があったかもしれない。

☆☆★(2.5)



本予告『泣きたい私は猫をかぶる』公式 (6/18配信スタート)