IxRユニットライブ雑感
AKB期待の若手ユニット「IxR」(小栗有以、山内瑞葵、久保怜音、西川怜、大盛真歩)。初のソロライブ。抽選に外れた僕は新体感ライブで観戦。現場は盛り上がってたみたいだし、それぞれの魅力も出ていたし、全体としては好評価だったように思う。
ただ、セットリストに関しては少し難しさも感じた。お披露目となった周年公演で僕がこのユニットに感動したのは、それまでに登場したユニットで古今のアイドル/グループに言及しておいて、最後に「ザ・AKB」という感じでこのユニットが登場したからだ。そうやって「AKBらしさ」に言及できていた。
今回は単独ライブなわけで、その方法が使えない。
冒頭のゆいゆい、ずっきー、怜ちゃんそれぞれのセンター曲(「TT」、「モニカ」、「ジェネチェン」)と原点に帰ったようなアンコール明けの二曲(「スカひら」、「未来の扉」)はなかなかグッときたけれど、中盤のセットリストはともすれば既視感が漂うものにも感じられた。これまでにも散々やってきたような、ただ若手が定番曲をやっているだけのように見えかねない瞬間があったように思う。
コンセプトとしては、スピーチで「AKBの未来を切り拓く」と言っていたように「AKB×未来」という感じだったのだろう。「AKBらしさ」を出すために、自分たちがこれからのAKBを背負っていくんだという決意を表すために、あえて王道をやったのも分かる。ただ、その「あえて」の部分を強調するためには、もう一工夫があっても良かったのかなと。
「未来」の部分は彼女たち自身が担っているわけだけれど、「未来の扉」のあとに「NEW SHIP」を持ってくるラストは、あまりに歌詞がそのまま過ぎて詩的余韻が感じられなかった*。「未来」という言葉が本来持っている可能性の幅が閉じられて、記号的などこにでも転がっている「未来」になってしまったような印象。
(*もちろん、そういうストレートなやり方もあるにはあるし、≠MEだったらあれでも成立していたかも知れない。あそこは生歌だし、ずっと荒削りだしね、言葉が記号的にならないんだ)
たとえば、ひとつのアイデアとして「AKB0048」…NO NAMEの曲を全面的に使うという手もあったように思う(たとえば「ジェネチェン」のあとに「希望について」、ラストは「未来の扉」のあとに「この涙を君に捧ぐ」とか)。あの作品は「継承」を描いていたから、王道にNO NAMEを組み合わせることで、彼女たちのやろうとしていることがセットリストの上からも明確になる。つまり、「あえて」の部分を強調出来る。
いずれにせよ、いかにして「AKBの未来を切り拓く」という物語を駆動させるのかが問題になるのかなと。この先を見据えているならね。
P.S.
全然関係ないけれど、怜ちゃんがうちのワンコになった夢を見た←