AI崩壊
監督 入江悠
概要
『22年目の告白-私が殺人犯です-』などの入江悠がメガホンを取った、AI社会になった近未来の日本が舞台のSFサスペンス。人工知能が暴走し日本中を巻き込む大惨事を起こすさまを、入江監督のオリジナル脚本で描く。ドラマシリーズ「JIN -仁-」などの大沢たかおが主人公を演じるほか、賀来賢人、岩田剛典、広瀬アリス、三浦友和らが共演する。(シネマトゥデイより)
感想
表面だけは最先端のAIを扱っているけれど、『フォード対フェラーリ』『前田建設ファンタジー営業部』のような夢を熱く語る映画を見た後では、この映画はまったく時代遅れの、アナクロニズムのものに見える。
手塚治虫『メトロポリス』(1949)の頃から変わらない人工知能脅威論。中央集権的なコンピュータによって生活が管理される辺りは『火の鳥 未来編』(1967)っぽいとも言える。いずれにせよ、語り尽くされてきたテーマだ。この映画の想像力はあの頃からまったく進歩していない。
100歩譲って良いよそれは。
この映画で本当に問題なのは、この監督/脚本が説得性というものをまったく放棄しているところ。わざと事件に巻き込まれようとしているとしか見えない子ども、なぜ逃げるのか意味が分からない冤罪事件の被疑者、わざと逃しているようにしか見えない警察…
『見えない目撃者』『スマホを落としただけなのに』『ラプラスの魔女』etc.etc...邦画にはこの手の映画が多すぎる。こうしてまたバ◯映画の系譜にひとつが付け加えられた。
最後に一つだけ。
これもう、AIが映画作った方が良くね!!?←
☆☆★(2.5)
映画『AI崩壊』本予告 2020年1月31日(金)公開