鬼滅徒然 | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)

「鬼滅徒然」

 昨年の話題をかっさらった感のある『鬼滅の刃』

 48メンバーも一部どハマリしているようで755には鬼滅専用のトークルームが出来ている。

 僕が感心したのは、一貫した世界観やアクションシーンの超絶作画もさることながら言葉のセンス。「友情・努力・勝利」の王道ジャンプまんがのテーストも残しつつ、それでも先行作に呑み込まれていないのは、この言葉のセンスがあるからだと思える。

 「俺は長男だから我慢できたけど次男だったら我慢できなかった」

 特に良いなと思ったのはこの言葉。「ドラゴンボールを探しに行く!」とか、「海賊王になる!」に比べて、ずっと等身大の言葉に聞こえる。まったく背伸びしていない。

 もちろんそれらの作品にも等身大の言葉はあるのだけれど、「鬼滅」の場合、そもそも戦う理由がそこにあるんだよね。戦う理由が「お兄ちゃんだから!」っていうのは、すごくストレートで分かりやすい。

 それに、この主人公はちゃんと痛いものは「痛い」、辛いものは「辛い」って言うんだよね。超絶精神で乗り越えちゃうスーパーヒーローじゃない、僕らと同じ弱さを持った「人間」なんだ。そういう人間が妹のために苦難を乗り越えるから心を打つわけで。

 いま流行りの「異世界転生もの」がなぜ有効かといえば、現実現代の自分、等身大の自分をファンタジー世界に持ち込める仕掛けになっているからだ…と僕は思っているのだけれど、この「鬼滅」にもそれに近いところがある。

 大正ロマン溢れる世界、「鬼」が生きる世界に、それでもスッと入り込んで行くことができるのは、登場人物たちの言葉や行動原理がひどく身近なものになっているから。あの「お兄ちゃんだから戦うんだ!」ってのは刺さるよね。まあ、僕自身がお兄ちゃんだから!ってのもあるけれど←



TVアニメ『鬼滅の刃』OP / オープニングテーマ「紅蓮華」LiSA