見えない目撃者
監督 森淳一
概要
韓国映画『ブラインド』を、『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』などの吉岡里帆主演でリメイクしたサスペンス。視力を失った主人公が誘拐事件の解決に挑む。メガホンを取るのは『重力ピエロ』や『リトル・フォレスト』シリーズなどの森淳一。脚本を『るろうに剣心』シリーズや『ミュージアム』などの藤井清美が森監督と共同で担当する。(シネマトゥデイより)
感想
その映画の質は、冒頭を見れば大体分かってしまう…と僕は思う。この映画の冒頭はと言えば、雰囲気は悪くない…けれど、トラック運転手の行動にいまいち説得力がない。これは怪しいか…。
ドラマ世界は、物語のためにバカになる奴であふれている。端から聞く耳を持たない警察、独断で動く主人公、仲間を呼ばないで突入しちゃう刑事etc…。犯人を手助けしているとしか思えない人間たち。
この映画…序盤はそれらをギリギリ回避しているように見える。登場人物たちがバカに見えないように気を使っているように見えるんだ。でも、それも前半まで。
後半はどんどん破綻していく。真犯人が分かった時点で「詰み」で良かったと思うんだよね。そっから先は「蛇足」にしか思えなかった。登場人物たちの「バカさ」は加速していき、ただただ辛い時間が過ぎていく。
この後半がアクション的盛り上がりと、主人公の自己実現のために作られているのは分かる。でもそのために、それだけのために、あれだけ皆がバカになる映画は僕は好きじゃない。
こういう映画はもう沢山だ。
☆☆★(2.5)