「それを青春と呼ぶ日」
SRセブ島イベント最終日。
よりにもよって最終日に寝坊しちゃった3位よこちゃん(横山結衣)。ファンの依頼を受けたももちゃん(大西桃香)の電話で起床。配信がはじまったのは5時20分過ぎ。別枠では、同じ場所に泊まったと思しき16期3人が交代交代で朝の準備を進めている。ちと微笑ましい光景。こんな時、仲間の絆を感じる。
仕事で日中ほぼ配信できないよこちゃんは、6時半ころにいったん戦線を離脱。ヲタは彼女がいつ現れてもいいように星を溜めて待機。日中、2度の車中配信と1度のお昼配信が来たものの、ひたひたと差を詰められ、あえなく逆転を許してしまう。セブ島圏外の4位に転落。
結局、彼女が家に帰って配信をはじめたのは19:15。上位とはじつに300万ポイント以上の差が開いてしまっていた。
さあ、ここから反撃開始。日中、攻勢にじっと耐えていたヲタたちが猛然とギフトを投げ始める。それは、くまタワーが来るたびにお礼を言うよこちゃんが、ろくに食事を進められないくらいの勢いだった。
一方、2位ももちゃんの部屋には、公演終わりのメンバーを中心とした在京のチーム8メンが集結。青森のよこちゃんとも電話を繋いだ状況にしておき、エイター(チーム8ファン)にチーム8メン支援を呼びかけ始める。これは絵としても効果的だった。個人ではなく、チーム8として戦っているんだという構図が誰の目にも明らかになった。
電話が通じた瞬間、仲間と繋がった安心感で、よこちゃんの瞳から涙が溢れたのが印象的だった。やっぱり不安だったんだろうな…。
チーム8はさらにこの日、ゆいゆい(小栗有以)や下尾ちゃん(下尾みう)、のちには麟ちゃん(岡部麟)、なるちゃん(倉野尾成美)などの選抜常連メンも配信を敢行。これも大きかった。SRイベントへの支援を呼びかけるには、自分のヲタをSRに呼び寄せるのがいちばん早い。こうして、SRという場にエイターが大集結していく。
おまけに、僕の推し16期ずきちゃん(山内瑞葵)までもなぜだか配信スタート。いや、ずきちゃん…ゴメン、いまちょっと手が離せないから!←
(参加する時は全力で支援するからね~(^^)/)
もともと地力がある上に、エイターの支援も受けたももちゃんは、逃げ切りを図るあやなん(篠崎彩奈)を徐々に追い込んでいく。僕が星集めでチラッと覗いたとき、あやなんが涙ながらに誰かと電話しているのが見えた。その相手が誰か、僕には一瞬で分かった。
(前日には「お見送り」を抜け出して、そのすぐ後にコラボ配信をしていたあやなん。僕はそれはありえないと憤ったけれど、彼女は深夜の755で「貧血」で抜けたことを明かし、ファンに謝っていた。まあ、みんな不眠不休で戦ってたからなあ…誤解してすいません<(__)>)
そんな中、よこちゃんは、毎時100万ポイントずつ上との差を詰めていく。やがて3位に返り咲くと、またたく間に約100万ポイントの差をつけた。ところが、よこちゃん陣営はここでいったんペースが落ちる。4位に転落した相手陣営の猛撃を受け、ラスト更新の直後(23:15)には再逆転を許してしまう。それでも、笑顔と感謝を絶やさず配信を続けるよこちゃん。
ここでよこちゃん推しとエイターの心に火が付いたのか、見たこともない勢いで有料ギフトが投げ込まれていく。星のように投げ込まれていく10連くまちゃん。あまりの勢いに、一時的に名前を読み上げるのが不可能になるくらい。名前を読むより早くギフトが投げられていく。みんなの想いを受けて、よこちゃんの頬を涙が伝わる。
ああ…すごい…
20時頃の段階ではまだ貢献ランキング100位以内に入っていた僕の名前も、この課金ラッシュで圏外に吹っ飛んだ。
(20時頃のスクショ)
このときの僕の心境は…たとえば「長篠」における奥平信昌兵か、あるいは「角笛城の合戦」(ロード・オブ・ザ・リング)におけるローハン兵とでも言ったらいいのかな…。日中、IZ*ONE/プデュ/HKT連合軍の攻勢を受けて、じっと耐えてきて、なんとかかんとか耐えしのいで。夜には一時的に反撃に出たものの、やがて刀も折れ矢も尽きて。そうして迎えた最後の瞬間、大歓声が聞こえてきて、目を上げると、そこには地を埋め尽くすほどの大軍勢がチーム8の旗をたなびかせていた。そんな感覚だった。
その力は暴虐なほどだった。4位にいたよこちゃんは、3位を抜き返すどころか、ももちゃんまで抜いて一時的に2位に躍り出てしまう。十数分で何百万ポイントも動く展開。一瞬、誰もが、何が起こったか分からないくらいだった。ただ、それもつかの間、終了25分前にラスト更新を残していたSR女王ももちゃんが最後は地力を見せる。
(*翌日の複垢減算処理の結果ももちゃんはあやなんも抜き去り1位フィニッシュ。よこちゃんは3位確定)
ラスト数分、ももちゃん部屋のチーム8在京メンと青森のよこちゃんは、熊本のなるちゃんのピアノ伴奏をスマホで中継して、チーム8の代表曲「47の素敵な街へ」を歌った。ぼくは、そんな光景を見ながら、「青春」という言葉を思い起こしていた。
チーム8の青春的団結力と、「箱推し」の強さを知った。そんな夜だった。