成熟の帝国①
「アイドルとウソ」
時代は自立と自由とを求める。それはアイドルとて例外じゃない。
BiSHは恋愛をオープンにしているし、既婚者アイドルだって、いまや目新しくもない。かつてはSDNがあり、今ではNegiccoがいる。アイドルに恋愛は「あり」か「なし」かなんて議論は10年も古い。活動出来ているなら、それは成立してるんだ。
ファンにとっても、そこはもはや選択の問題でしかない。付いて行く奴は付いて行くし、付いて行かない奴は付いて行かない。
そこで問題となるのが、「ウソ」という行為だ。「ウソ」は選択肢を見誤らせる。まして、結婚/恋愛していることを公言しているアイドルがいる現状では、「アイドルはイメージ商売だからウソをつくのも仕方ない」というエクスキューズも通じない。そんなのは、ただの甘えだ。
成熟時代において「甘え」は嫌悪の対象でしかない。それは恋愛に限らない。「AKBINGO」で柏木由紀が吐露したかつての「ウソ」(「役のために髪を染めた」と言っていたけれど、じつは自分で監督に要望を出した)は醜かった。もはや、ああいうアイドルの時代じゃない。
いまやアイドルは、ひとりの人間として、自分を支えてくれるファンに「ウソ」をつく人間かどうかが…自分の行動に責任を取れる人間かどうかが、言い換えれば、ひとりの人間としての人格が問われているんだ。自由であることを欲するなら、自分で責任を負わなければならない。
これは、君たちが望んだ世界。