「劇場はプラネタリウム」(アンナ公演参戦記)
深夜の公園で星を眺める時。
劇場でゆいりーを眺めている時。
その時だけが、本当の自分だって気がする。
その時だけは、世界がクリアになる。
やや久しぶりのアンナ公演。
いつも通りの立ち見。はじめての優勝。
センター方向、僅かに開いた視界。
公演の熱量。増大していくエントロピー。劇場はプラネタリウム。
瞬くその姿で音楽を奏でる…あの子は天界を統べる惑い星。
影に隠れると、夜空は寂しくなる。
お見送り、彼女が先に視線を外したって、それだけのことで心は曇る。
いつしか、特別であることを望んでいた自分。
あの子はどこか星に似ている。
その遥かな遠さが。
