近ごろは…2 公演
1
ちと前の話になるけれど、STUの船上公演。
始まる前は「泊りがけでも良いから行ってみちゃおうかな…」ってくらい楽しみにしていた。
う~ん。映像で見る限り…。
なんだかね。演出家がアイドルのことを何も知らんから、「壊す」って言いながらなにも壊せちゃいない。
物語性だったら、48には「目撃者」がすでにあるし、世界観だったら、楽曲派のライブの方がよっぽど透徹されている。かつての名曲を歌う「歌謡ショー」にしたって、アイルネはもっと高精度にやっていた。
結局、壊れたのは「STU」ってブランドだけ…。
…と思っていたのだけれど、彼女たちは泣いても笑ってもしばらくはこの公演を続けなきゃいけないわけで、ネガティブなことを言っても仕方がない。だから記事も書かずにいた。
春フェスでSTUのステージを見て、「ああ、やっぱり良いなぁ」って。もったいないなって。変なことしなくても勝負出来るのになって。
たとえば、ストレートに持ち味のある投手が、なぜだか変化球で勝負してくる。STUの船上公演はそんな印象だった。
2
くらら(蔵本美結)が久々にチーム4公演に出演。なんだろうな、あの守りたくなる感は…。なにをやっても目が離せない。
ただMCで手を挙げただけで、「わ…くららが手を挙げた!」って、まるで「くららが立った!」状態である。
アイドルにとってあだ名って大事だと思ってるのだけれど、「くらら」ってあだ名はいいな。
通常カメラには映ってなかったけれど、ユニットでは転んでしまったらしい…。あの子はきっかけさえ掴めば絶対人気出ると思う。だって、放っておけないもの。
3
半年ぶりくらいに行われた「サムネイル」公演。前回見たときは、なんだかディナーショーみたいで、いまいちだった。「これだったらOGがやった方が面白いじゃん」。そんな感じ。
ところがどうしたことか、今回の「サムネイル」は割とよく感じられた。僕の目の問題かもしれないけれど、実況板を覗きにいったら、やっぱり今回は良いって話だったから、多くの人がそう感じたらしい。
おめぐ(谷口めぐ)となぁちゃん(岡田奈々)の生歌を筆頭に、こう…小手先じゃなく、心でパフォーマンスするような感じだった。
4.
こういう状況になってメンバーに危機感が生まれたのか、とくに最近の公演はどれも緊張感とか、あるいは「今を楽しまなきゃ」って刹那さとか、そんなものに溢れているようで、心をうたれる。
それはきっとファンも同じで。逆説的に、今こんな状態だからこそ、公演のかけがえのなさが感じられる。いつなくなっても不思議じゃないからこそ、今の大切さが身に染みる。
そうして僕はまた、彼女たちに会いに行きたくなる。