救世主はいない
無能な社長と無責任なプロデューサー、結局、損をするのはメンバー。
今回の一連の出来事を見ていて痛感するのは、AKSは組織として致命的な欠陥を抱えているということ。記者会見に出ていた松村取締役は単なる小役人に過ぎないように見えた。重大時になにも決断できず、指示を待つだけの典型的マニュアル人間。
しかるにその上にいる筈の社長は、なんら事態の深刻さを理解していない脳内お花畑人間だった。第三者委員会の報告書では、メンバーとの面談によって、ファンとのつながりを疑われる12人の名が挙げられたわけだけれど、彼女はそれを「思春期の思い込み」などと保護者に説明したそうだ。
彼女のこの判断が事態をここまで悪化させた元凶であることはもはや疑いがない。これだけスポンサーが離れている状況では、本来、引責辞任が筋だろう。ところが彼女は雇われ社長ではなく、あろうことかオーナー社長という立場にある。文字通り48を私物化している。
その上、事態を解決する力を持っている筈のプロデューサーは、組織構造の盾に守られて素知らぬ顔を装っている。運営とクリエイティブという職掌の違いは理解できるが、「楽曲を全部引き上げる」とか、AKSと「闘う」やり方は彼にはいくらでもある筈だ。
事態がここまで逼迫しているのに「総合プロデューサー」がいまだ素知らぬ顔をしているのは無責任のそしりを免れないだろう。もはや、彼がどんな詞を書いても説得力がない。結局、クリエイティブの側面にも影響が出る。
外では、48を、ひいてはアイドルというジャンルそのものを潰そうとする奴らが手ぐすねを引いて待っている。誰も彼女たちを守ってはくれない。救世主はどこにもいない。メンバーは自らの身を自ら守るしかない。だけど、個人で出来ることには限度がある。(「自己責任」ったって、グループ内が無法地帯と化し、無法集団が幅を効かせたらいったいどうすればいい?)
何度も書くけれど、僕はやっぱり48にはメンバー協会(労組)があって然るべきだと思う。こうした時に組織に楯突いても干されることがないように。自らの未来は自ら決められるように。

真面目なアイドルがいて、真面目なファンがいれば、本当はそれで十分なはずなのに…どうしてこうなってしまうんだろうな…