選択的分離論 | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)


「選択的分離論」

 事態がこうなってしまう前に考えていたこと。

 第三者委員会の報告書からは、NGTにおいてヲタとの「私的」つながりが常態化していたことが垣間見える。つまり、単に個人の問題ではなく、グループ自体がそういうグループになってしまっていたということだ。こうした、私的つながりをも辞さないファンとのコミュニケーションのモードを仮にAのモードとする。
 
 倫理の是非はさておきコミュニケーションの成立だけを考えるならば、こうしたコミュニケーションのあり方を望む、もしくは是認するメンバーに対してファンがAのモードで接することは間違いではない…あるいは、これまでのNGTでは間違いではなかった(まあ、それ自体が大間違いなんだけれど)。

 一方、まほほんはこうした「つながり」を自ら拒否した。これは、アイドルとファンのコミュニケーションについて、まほほんがAモードとは別の考え方を持っていたことを意味する。ファンとの適切な距離を保とうとするこのモードを仮にBのモードとしよう。

 まほほんに対してAのモードで接触しようとすれば、それはコミュニケーションの不成立を意味する。報告書とまほほんの言葉を鑑みるならば、今回の事件は、Aのモードに慣らされた(あるいはそれが正しいと思い込んだ)悪質ファンが、誤ったそのモードで接触しようとしてまほほんに拒否された結果、強硬手段に出たことで起こった。

 Aモードの人間と、Bモードの人間。アイドルとファンの関係についての考え方が根本的に違うのだから、そもそも同じグループでやっていけるわけがない。それなのに両者が混在していることがそもそもの不幸の源なのだ。その意味で、今回の事件は起こるべくして起こったものだと言える。

 運営は今回、ファンとの私的つながりを「不適切」だとしたわけだから、これからはAのモードが排除されていくのかもしれない。しかし、具体的方策もメンバーの処分もないままでは、そこになんらの保証もない。

 まして、これまでの経緯と、事件のトラウマを考えるならば、まほほんがAのモードでファンと接していたメンバーと一緒に活動なんてできるわけがない。かと言って、「人権」という言葉に(あるいは別の何かに)縛られた運営は、そうしたメンバーを解雇することも出来ない。

 この件は、そもそも詰んでいるのだ。

 僕は、(もとからの持論でもあるのだけれど)もはやグループを分割するしかないと思う。ネットでは、まほほんとその仲間のメンバーを「天使軍」、ファンとの私的つながりが疑われるメンバーを「悪魔軍」と分類している。これはある意味的を射ていると思う。

 「天使軍」「悪魔軍」という響きが悪いなら、「真面目軍」と「自由軍」とか名前はなんでもいい。かつてSDNを作ったように、自由にやりたい奴らは「NGT自由軍」として分離独立させる。そして、ストイックにアイドルをやりたいまほほんたち「NGT真面目軍」とは別個のグループとして扱う。

 これだったら「人権」にも引っかからないし、まほほんたちもきっと、自分たちの思うスタイルでアイドルが出来る。「アイドルはこうあるべき」とか「48はこうあるべき」という大きな話はもう意味がない。それぞれのメンバーにとって、それぞれのファンにとって、「こういうスタイルでアイドルをやりたい」「こういうスタイルのアイドルを応援したい」という選択肢があることが大事なのではなかろうか。

 ナショナリストとユニオニストの抗争が絶え間なく続くベルファストに築かれた「平和の壁」のように、共生するためには両者を分離する必要があるように思う。

 でも…ここまでこじれてしまったら、それももう難しいかな…


 なんとなく見られないでいた、なーみん&ずっきー&あやかの「猫舌SHOWROOM」を見た。やっぱり、この子たちを…この子たちの笑顔を守りたい、という気持ちがまだ心のどこかに残っている。

 それでも、いまのAKBを応援することは、あの悪夢みたいなAKSの会見を是認するということ。まほほんの悲しみを黙殺することになってしまう。僕はいったい、どうすれば良いのだろう…。NGTのファンはいま、どんな気持ちでいるんだろうな…。


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