翔んで埼玉(4.0) | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)

 
翔んで埼玉
監督:武内英樹
 
概要
 人気コミック「パタリロ!」の作者である魔夜峰央の人気漫画を実写映画化。埼玉県民が東京都民から虐げられている架空の世界を舞台に、東京都知事の息子と埼玉出身の転校生の県境を超えたラブストーリーが展開する。『ヒミズ』『私の男』などの二階堂ふみと『カーラヌカン』で主要人物を演じたミュージシャンのGACKTが主演を務める。『テルマエ・ロマエ』シリーズなどの武内英樹がメガホンを取った。(シネマトゥデイより)
 
1.感想
 冒頭、見慣れたぱるちゃん(島崎遥香)の顔。「やっぱりかわいいなあ…」と、心がなごむ。その瞬間、この映画に対する僕の警戒心は解けた。後部座席で「はあ?」とか言って顔をしかめている姿が世界一似合う(当社比)ぱるちゃん。前にもチラッと書いたけれど、わりと作品に恵まれているよね。
 
 作品そのものは…『銀魂』(福田雄一監督)的な実写化と言うか。明らかに「コスプレ感」が強いんだけれど、メタレベルの視点を導入することで、「おバカなことやってますよ」というメッセージを発することで、「笑い」として回収している。この監督の『テルマエ・ロマエ』も似たような構造を持っていた。とくに非現実的なマンガはこういう実写化しかありえないんじゃないかな(原作に笑いの要素がないと難しいとは思うけれど)。
 
 物語に対するアプローチも福田雄一的な処理に近いものがある。福田監督が役者のアドリブで間を埋めていくとすれば、この映画…武内監督は画面に「小ネタ」を仕込んでいく。「〇〇へ12万km」みたいな、そんな小ネタを見つけるのが楽しい。「地元の有名人自慢」みたいな場面で、千葉県が小倉優子を出しかけてすぐ引っ込めるところとか好きだった(* ̄艸 ̄) 
 
(あらゆる物語が語り尽くされた現代において、物語だけで客を引っ張るのは難しい。間をもたせる何かが必要だ。それが福田雄一におけるアドリブであり、この映画における小ネタだ。『ボヘミアン・ラプソディ』のような音楽映画における音楽もまた同じ効果を持っているかも知れない)
 
 ラストのシーンが『スターウォーズ』のパロディになっていた辺りも僕は好きだったな。まあ、メインディッシュにはならんけれど、話のネタとして見るには充分な出来。
 
2.神奈川の空
  映画では、大東京に従う忠犬ポチみたいに描かれていた神奈川。「崎陽軒」と「加山雄三に扮する竹中直人」(たぶん)くらいしか見どころがなかった神奈川。でも、そんな忠犬ポチっぷりも微笑ましいと思えてしまう。
 
 生まれ故郷は静岡だし、ルーツを遡れば千葉-群馬、群馬-長野だし、考えてみればここは僕にとって本来は縁もゆかりもない土地だ。それでも気がつけば人生の大半をこの土地で過ごしている。この映画も、なんとなく「神奈川県民」として僕は見てしまった。
 
 気がつけば、SKEからAKBに戻ってきて、推している子はふたりとも神奈川出身だ(浅井七海/村山彩希)。他にもまなか(田口愛佳)やなぁちゃん(岡田奈々)、さっほー(岩立沙穂)にさとね(久保怜音)…好きな子の多くは神奈川出身だったりする。これじゃあ神奈川大好きっ子みたいじゃんか(≧∇≦)/
 
 不思議だけれど、無意識にシンパシーを覚えるところもあるのかな。なんとなく…神奈川の子って共通点があるような気もする。どこかサバサバしていて穏やかで、でも東京の子ほどクールじゃない←
 
 (いや、もちろん僕の勝手なイメージです<(__)>)
 
☆☆☆☆(4.0)