12月のミネルヴァ(公演観戦記) | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)

 
12月のミネルヴァ(公演観戦記)
 
 寒波は去り、ぽかぽか陽気の12月。心は曇り空。意味もなく不安な気持ち。思えば、なーみん(浅井七海)のいない初めてのAKB劇場。
 
 いや…って、言い訳はいいか。初めてのミネルヴァ公演。そして千秋楽。「予習は万全」とは言えない。前回の公演は9ヶ月前…つまり僕がAKBに戻ってくる前に行われていた。「重力シンパシー」ではじまるもうひとつの公演なら、よく覚えている。「不器用太陽」で初選抜だった子を見るために、僕はずっとその公演を追いかけていた。
 
 懐かしい名前が並ぶセトリを眺め、出演メンバーを眺め、そうしてポチッとしたら当たってしまったミネルヴァ千秋楽。なんとなくの罪悪感も抱えつつ、「今回は立ち見でも良いかなあ…」とか達観していたら、まさかの2回連続2巡目。どうなってるんだコリャ。
 
 ゲートをくぐり、ここで予習不足が祟る。ゆいりー(村山彩希)を見るには上手? それとも下手?
 
 とりあえず上手に座ってはみたものの、なんとなく嫌な予感がする。 
 
 …
 
 …orz
 
 まあ、それはそれとして←
 
 ゆいりーを見つけると不思議と心が和む。あれほど不安だった気持ちが嘘みたいに晴れていく。他の出演メンバーだって映像ではみんなお馴染みの…昔からよく知っている子たちだ。それでも、ゆいりーを眺めている時だけは、異邦の地でただ一人同胞を見つけたような気持ちになる。
 
 いつだか、誰かに似たような表現を使った記憶があるけれど…いつのまにか、ゆいりーもそういう存在になっていた。パフォーマンスひとつとっても、他のメンバーも確かにみんな魅力的なんだけれど、やっぱり、ゆいりーだけはなんか違って見える。一人だけスポットライトを浴びているような、そんな感覚がある。
 
 こういう見方になってしまうと、正直、客観的な評価は難しい。ただ、僕が思うに、そういう主観的なものが集まって、なんとなくの客観的な領域が形成されていく。思い起こせば先週の発表では、ハロプロ好きの方が短い映像で目ざとくゆいりーを見つけ、「この方は凄い」と仰ってくれた。僕には、それが何より嬉しかった。
 
 きっと、伝わるものもある。
 
 それはそれとして。
 
 思い起こすままにつらつらと綴れば。印象的だったのは、せいちゃん(福岡聖菜)の豊かな表情。自分の世界を作っていたみーおん(向井地美音)。モデルみたいな高身長のもえきゅん(後藤萌咲)、凄みのある目つきが素晴らしかった。
 
 おめぐ(谷口めぐ)は綺麗だった。ストロボが焚かれるシーンでは、そのシルエットが強烈に脳裏に焼き付いた。さとね(久保怜音)は目が合うとニコッと笑ってくれる。相変わらず可愛い。その瞳の中にキラキラとした星が見えたのを覚えている。
 
 こう書いていくと僕は、つまり顔しか見てないんだな…。パフォーマンスを判断するには、むしろDMM(定点)の方が良いんだろう。現場だとメンバーのリアルな存在感と場の熱とに圧倒されて、なんらかの判断を下せるような頭の状態にならない。
 
 まあ良いか。
 
 あとひとりここに書き加えるとしたら、とむ(武藤十夢)かな。ゆいりーが見えないとき、僕はずっと十夢を追いかけていた。この近さにいることが、なんだかちょっと不思議だった。
 
 風と土と太陽と…この公演には「圧」があった。「Make noise」では全力で踊るメンバーから、真正面から風が吹いてくるような、そんな圧が感じられた。スモークがたかれた瞬間のかすかな匂い。劇場はちょっとした異空間だった。
 
 いつも、少しの嫉妬を胸に劇場をあとにする。
 
 僕は、誰かの心に残るような何かを成し得るんだろうか…。