「アンナ公演参戦記2(運命主義)」
二週間ぶりの公演。
ここんとこビンゴ運がなかったから、今日も期待できんな…と思っていたら、なんと二巡目。驚き過ぎて声が出た…挙句、舞い上がって携帯持ったままゲートくぐってアラーム鳴る…orz
それでも、センターブロック下手寄り二列目。目の前には椅子が置いてないから、実質最前みたいなもんや!←
最前には女子高生二人組がいて目立つ…と、その手には思いっきりなーみん(浅井七海)うちわ! ふと右隣の席を見やると、ここにもなーみんうちわ! 「なーみん人気や!」と、思うと同時に、なんだかイヤな予感が…
だってあれでしょ? 右隣ってことは、お見送りの時、この人のあとなわけでしょ…オレ?
器がみみっちいんである。
そうこうしている内に幕が上がる。
1.モイラ
問題発生です。なーみんと目が合いません!←
いや、前から薄々は気づいてたのだけれど、なーみんからはっきりレス貰ったことってないのよね。「貰えた気がする」ってのは何度かあるのだけれど。推しサイ文化のないAKB、うちわも持たない僕は、なーみん推しと認識されてないんじゃないかしら…?
正直、うちわはあまりに直接的で好きじゃない(他の人が持っているのは別に気にならないけれど)。この色とこの色で「あなたを推しています」って意味になる推しサイは、どこか「月がきれいですね」みたいな奥ゆかしさがあっていい。
とは言え、これじゃあ、なーみん推しと分からんまま。「認知」してもらおうにも、僕は握手会も行かない、お見送りでも声かけない、コメも絶対しない…。こんなブログを書いている労力があるくらいなら、ちゃんとコメしたり手紙を書いたりした方が、きっと覚えてもらえるんだろう。でも、それは絶対にイヤなんだ。
なんだろうな…
色々と理由はあるだろうけれど、たぶん、僕は根っこのところで、どうしようもなく「運命主義」なんだ。運命というのは、何をせずとも自ずと見出されるもの。自らハンデを背負いつつ、それでもレスは欲しいっていう…超絶めんどくさい体質。いつか普通のヲタになれるのかしら。先日、思い余って『NO WAY MAN』の個別買ってしまったけれど…←
お見送りでは、「ホレやっぱり、前の人と話してる!」…と言いつつ、なーみんはちゃんと僕の目も見て見送ってくれる。さすがやな! レスもらえないからこそ、むしろこの瞬間がかけがえのないものに思える。
2.セイレーン
話は戻って、(実質)最前はあまり自由がない。見ているというよりもむしろ、見られているという感覚の方が強い。なーみんを見ていたら視線を感じて、その方向を見るとゆいりー(村山彩希)がめっちゃ怒ってた! …なんてラノベ展開は別にないのだけれど。
僕の席はステージ上では②の位置。なーみんやゆいりーが①-③くらいの位置にいる時はともかく、そこを外れると、なんとなく二人だけを追いかけるのは気が引ける。
そんな時に目が合ったのがれいちゃん(西川怜)。「釣る」という感じではないのだけれど、目線が出会った瞬間、「あ…私のこと見た」みたいな表情をして、そのあと何度か視線をくれる。その後の『僕だけのvalue』では、「君がいい♪」のところでゼロズレ(真正面)。振り付け的にも真正面を指すポジションだから、僕は毎度その直撃を受ける感じになる。
ハーメルンの笛吹の笛か、あるいはセイレーンの歌声につられる子供のように、僕の心はふらふらふらふらとれいちゃんに吸い寄せられていく。「あれ…このままれいちゃん推しになったら、幸せになれるんじゃないかしら…」なんて惚けた考えが頭をよぎる。
劇場に行き始めて気づいたひとつのことは、僕は相当に「レス厨」だということ。レスを貰ったらすぐ好きになってしまう。割りとチョロいんだ。
でも、ダメ。
心の片隅に、まだなーみんとゆいりーへの忠誠心が残っている。僕の中で、あの二人はなぜだかセットになっていて、ちょっとやそっとじゃグラつかない。グラつかないぞ!←
それでも、この席はめっちゃ目を合わせやすい。
もうひとり印象的だったのが、れいちゃんと同じドラ2のさと(久保怜音)。「可愛い」が服を着て歩いているようなさと。でも、はじめて見た彼女は、単に可愛いだけじゃなくて、言動や佇まいの端々から、芯の強さみたいなものも感じさせた。
終盤曲『未来とは』では、視界から外れた位置から横移動で真正面に飛び込んできてピタッと目が合う。その時のいたずらっぽい表情とか、なんだか隠れんぼのようで楽しかったな…。
くるるん(鈴木くるみ)は、目が合うと、ただでさえまん丸な目をさらにまあるくして合図(?)してくれる。ステージ上の照明が落ちて、暗闇で目が合った時には、まるでアニメのようにピカッと瞳が光った。あら…この子、意外と肉食系だわ。
ぼくは、『目撃者』のくるるんも好きなんだよな…。末恐ろしい14歳。
他に印象的だったのは、特にレスとかは関係なく、ななみん(佐藤七海)かな。良い意味でなんだか妙にエロス。すずらん(山内鈴蘭)のパフォーマンスを彷彿とさせる。あれはあれでひとつの才能だよね。誰にでも出来るものじゃない。
3.ディードリット
そして最後に、ゆいりー。
僕は、アンナ公演では『Green Flash』もさることながら、『12月のカンガルー』での彼女のパフォーマンスがすごく好きだ。身体の稼働によって描かれた円が見える気がする。それはきっと、それだけ綺麗に踊れているということなんだろう。
両足ジャンプの瞬間には、彼女が地球から切り離されて、いやむしろ地球を蹴り落として、宇宙に一瞬浮かんでいるような、そんな錯覚を僕は覚える。世界の中から、ジャンプしているゆいりーを取り巻く空間だけが切り抜かれたような…そんな錯覚。
この日のゆいりーは、AKB人生ではじめてのデコ出し公演。大人っぽさに憧れているらしいゆいりー。大人っぽさは二割増、ついでにイルカっぽさも三割増し(←)ちと恥ずかしかったらしく、自信に満ち溢れたいつもの姿とは少し違って、初々しさも感じさせた。まるで万華鏡だな…。
序盤のある曲では、僕の目にはライアン・マッギンレーの撮るステージ写真のような画が見えた。「ああ…この瞬間を写真に収められたなら!」、そんな特別な瞬間を彼女はこれまでいくつもいくつも作って、劇場を訪れたそれぞれの人にしか見えていないその画を、それぞれの脳裏に焼き付かせて来たのだろう。
人は普通に生きていれば、いつかは大人になって、やがてはジジババになっていく。それは誰もが通る道。そんな中、選ばれたわずかな人間だけが、特別な瞬間を作り、それを永遠のものとすることができる。彼女はそうした力を持つ数少ないひとり。
そんな彼女が、誰もが通るような普通のことに憧れる。それはどこか、不老不死のハイエルフが、命限りある人間に憧れるような、そんな印象を僕に抱かせる。
あの子はアルウェンやディードリットの末裔。いまそこにある奇跡。AKB好きな人ならば、いちどはそのパフォーマンスを生で見たほうが良いと思う。まあ、いまさらなに言ってんだって話だけれど。すいません←