スマホを落としただけなのに
監督:中田秀夫
概要
文学賞「このミステリーがすごい!」 大賞で隠し玉作品に選ばれた志駕晃のサイバーミステリーを実写映画化。恋人がスマートフォンを紛失したことで、事件に巻き込まれる派遣社員の姿を描く。スマホの拾い主から監視され、追い詰められるヒロインに、『HERO』シリーズや『探偵はBARにいる3』などの北川景子。『リング』シリーズなどの中田秀夫監督がメガホンを取った。(シネマトゥデイより)
感想
B級かと思ったらC級だった…というような映画。煮ても焼いても食えやしない。
まず、「スマホ」に話が収斂していかない。「スマホひとつでここまで出来るんだ…」って、その部分を見せなきゃ面白くないのに、わりとイージーにそのラインを越えてしまう。たとえば、周りの人たちが犯人の都合に合わせて動き過ぎ。そのスマホ、シャルナーク(HUNTER×HUNTER)の携帯みたいに、「念」で人を操れでもするんかと。
次に、余計な脇筋をいくつも走らせすぎ。真犯人を分からなくさせるって意図もあるのだろうけれど、そのことによって肝心のメインテーマがぶれてしまっている。過去のくだりとか、あれ本当に必要か? スマホだけには真実が残されているとか…そういうことをやりたいのかとも思うけれど、「あれも」「これも」と欲張っているから、結局なにがやりたいのかよく分からんくなっている。
そして、ミステリーとしては致命的なことに登場人物たちがみんな○○。ネタバレになるから書けないけれど、クライマックスなんか、あれ、犯人その前に詰んでるでしょ。登場人物がみなそれに気付かんってのは、いくらなんでも○○すぎる。あれじゃあ、すべてが茶番に思えてしまう。これ、単に原作の出来が良くないんじゃないか?
演出も疑問。説明的な画作りが多いし、そのひとつひとつに時間をかけすぎ。あんなの、全部あと3秒は切れる。
キャラクターもいまいち。主人公カップルがまるで魅力的じゃない…というより、感情移入できるように作られていないから、彼らに何が起きても、別になんとも思わん。北川景子さんも(ぼくはもともと好きだけれど)あんな芋っぽい演技する子だったっけ?
この映画で良かったの、千葉きゅんだけだったな!←
☆☆(2.0)