柱、透けろ(アイドル修業中)
9.30
日本は台風の中。僕は待機列で、溜まった小切手(AiKaBu)をチマチマと送る。
この1ヶ月半ですでに3回目の『アイドル修業中』。3巡目くらいでもう、「今日は立ち見でいいや」という気分になってくる。この日の目的は、上手側から見ること。席の近さは別にどうでも良い。諦めましょう諦めましょう。
結果、上手立ち見2列目…。立ち見最前が良かったんだけどなあ。センターエリアは大体見えるけれど、センターエリアの上手側は柱に隠れて見えない。なーみん、どこー←
序盤、上手側の女王はなぎゅ(庄司なぎさ)だ。どことなく、気まぐれなネコを連想させるなぎゅ。クールさとセクシーさとを兼ね備えたパフォーマンス。対照的なのが、かなぶん(安田叶)。なんだかいつも楽しそうに踊っている。かなぶん同様にバッキバキダンスのらんちゃん(小林蘭)、小さな身体で飛び跳ねる。
今日はずんちゃん(山根涼羽)ヲタが多い気がする。「アイドル修業中」では珍しいメンバー。ずんちゃんに播磨(播磨七海)にくらら(蔵本美結)。と、言いつつ、播磨とくららは以前も見た。いつも思う。播磨はずるい。めっちゃ子供なのにめっちゃ美人。遠目の姿が誰かに似ている…。
えれぴょん。
今、どれくらいのメンバーがえれぴょんのことを覚えているんだろうな。えれぴょんも、たかみなも、あっちゃんも、優子も立ったステージ。そう考えると、この小さな劇場に歴史の重みを感じる。そこに今、AKBが出来た頃にはまだ赤ん坊だった播磨が立っている。
がんばれ…。
なーみんは上手側にちょこちょこ顔を出す。席が遠いから、なーみんが「この辺」を眺めただけで、なんとなく目が合った気分になれる。ちと、お得。
ユニットの「蜃気楼」では、序盤、柱の影に隠れてしまう。おい柱…仕事するな。「蜃気楼」を見るんだったら、やっぱり下手からのほうが良いかな。下手の前列から見ると、立ち位置的にちょうど照明の中に入って、とても綺麗なんだ。あそこから見るなーみんが、僕は2番目に好きだ。
なーみんは…先日のSRで「(地毛の色を気に入っているから)髪を染めたくない」と言っていた。それはもちろん、ぼくにとっては「【朗報】なーみん、髪染めないってさ!」なんだけれど、でも今までそう言ったアイドルに何度…。まあ、考えが変わるってこともあるだろうしね。
ただ、思っていたより長い付き合いになりそうかな…。いや、先のことなんて考えないほうが幸せか。
お見送り。
「釣り」という意識も特段ないんだろうけれど、この日は、前回とは別の子が、「あ、赤かわいい」。「髭」とか「赤(シャツ)」とか、僕が身にまとう記号のあれこれ。自分が記号的存在ということに気付かされる。人は中身を知ってもらいたくなると、握手会に通うようになるんだろう…か?
ぼくは記号的存在でいいや、別に。
なーみんは…いつも通り。まっすぐに目を見据えるそのまなざしの瞬間、2時間と250人と二本柱の壁を越えて、ぼく自身を見つけてもらえたという気持ちになる。あの瞬間が、僕がいちばん好きななーみんだ。
くまとなーみんは違うところも多い。それは当然だ。けれど、たったひとつ、これだけは同じだと確信を持って言えることがある。それはお見送りのときのあのまなざし。
あの子も、いつもどんなときでも、まっすぐに目を見据えて、「ありがとう」って見送ってくれた。