「選抜までの距離3」
おぎゆかは美しいと思う。
「爬虫類系」とか言われることもあるが…まあ、たしかに個性的な顔だとは思うけれど…でもそういうことじゃない。まず目が強い…いつぞやのインタビューで真っ直ぐに前を見た時のあの強く透き通った眼差しは…「ああ…この子には誰も勝てん…」と思わせるのに十分だった↓
「いや、選挙負けたじゃん」って話かも知れない。もちろん、ファン投票の結果はそれはそれとして否定しない。ただ、僕がここで言う「誰も勝てん」ってのは、もう少し別の話。たとえば写真家や映画監督なら誰しもがこの子を撮りたくなるだろうって、そういう強さ。
目の強さもそうだし…この子はとにかく絵になるんだ。スラッとした体型で、顔も小さくて、姿勢も良いから、立ち姿が様になる↓

こうした「佇まい」の美しさは、とくに女優の資質としてもっとも重要なもののひとつだと僕は思う。いくらアップで美しくても、カメラを引いた時に絵にならんと話にならんからね(顔立ちが個性的ってのは、モデルとか女優をやる上では、むしろプラスになる)。
さらにぼくが「おぎゆか凄い」と思うのは、単に被写体として優れているからだけじゃなく、イメージ戦略もしっかりと持ち合わせているから。おぎゆかが選挙前にあげたインスタで印象的な投稿が2つあった。ひとつはモデルプレスをはじめ各メディアに取り上げられたザリガニ釣りの投稿↓
「完全装備」でザリガニ釣りをする姿をインスタにあげちゃう辺り、いかにもおぎゆからしい…面白いなあ…と。その上、ただ面白いだけじゃなく、これもやっぱり絵として成立している…構図的にはむしろこっちかな…↓
「絵になる」ってのは単に個人がどう見えるかだけではなく、周りを取り巻く風景とどう関わっているかという問題でもあって。このおぎゆかは、なにより風景と調和しているから絵になっている。
ただ、ほんとうの意味でぼくに「おぎゆか凄い」と思わせたのは、開票日直前にあげた投稿↓

これはもう…説明の必要もないくらい。まっすぐに夢を掴みにいくおぎゆか。ザリガニ釣りをするような無邪気な野生児とか、夢を掴みにいくアイドルってイメージを演出する子はいる。でも、この並びが凄いじゃない。ザリガニ釣りとの落差によって、この「夢を掴む」というイメージがより強調されている。こんな私が夢を掴むんだって、夢を掴んだんだって、そのメッセージはひどく僕の心を打つ。この写真自体の出来もとても良い。
それに加えて、おぎゆかには元々持っている「物語の美しさ」がある。
埼玉生まれで、AKB15期には受かったものの、セレクションで落とされて…それから散々苦労したあげくドラ2でNGTに拾われて…新潟に引っ越して、そこで美しい風景と大切な仲間に出会って、ファンにも認められて。そしていま、地方から48の真ん中を取りに行く…って、その物語(逆「あまちゃん」というか…)に、新潟って土地は欠かせない。
おぎゆかは新潟に合っているんだよね。それは単にNGTというグループが合っているってだけじゃなくて、新潟という土地の持つイメージがおぎゆかの物語をより引き立たせるんだ。
おぎゆかの持つそうした物語と、これらの写真は響き合っている。風景と調和しながらザリガニ釣りをするおぎゆかは、北三陸で海女をする『あまちゃん』のアキを思い起こさせるし、夢を掴みにいくおぎゆかは、ステージに立つアキか…あるいはむしろラストシーンの二人を…トンネルの中で光に向かっていく二人を思い起こさせる。
もちろん、そうしたことを直接に意識したわけではないだろうけれど、これらの写真はそうした連想を引き起こすだけの力がある。写真自体とその連なりが物語を感じさせるんだ(そして、その物語の美しさが、これらの写真をより魅力的なものにしている)。
自らの持っている物語を、文字ではなく、写真に語らせる。おぎゆか凄いな…って。


