ビューティー・インサイド (2015)
THE BEAUTY INSIDE
監督:ペク
概要
『監視者たち』などのハン・ヒョジュや、日本から『のだめカンタービレ』シリーズなどの上野樹里らが出演したラブストーリー。日々外見が変化する主人公が思い悩む根本的な恋愛問題を、さまざまな視点から描き出す。悩める若者を、『尚衣院 サンイウォン』などのユ・ヨンソクとパク・シネ、『ポイントブランク ~標的にされた男~』などのイ・ジヌクらがが好演。ユニークな設定や、複雑ながらもピュアな恋愛模様に引き込まれる。(シネマトゥデイより)
感想
毎日、顔がリセットされる主人公。変わるものと変わらないもの。自分とは何か…。愛は成立するのか…。どことなく、名作ラブコメ『50回目のファーストキス』を連想させる。ラブコメとしての出来は良い。ちょっとウェットな部分が強めだけれど、でも許容の範囲内だし、ヒロインの子(ハン・ヒョジュ)もキレイし。
ただ…ひとつ引っかかるところが…。毎日顔が変わるって、要は全員違う人が演じてるんだよね。こっちはそれ、みな同じ人として見なければならないわけだけれど…。主人公がひとりで居る分にはまだ良いのよ。お約束事として見れば良い訳だから。
でもさ、ヒロインと二人で居るときには…違うのよ。「ああ…別人だわ、これ」って。そういう風に感じられてしまう。なによりヒロインを見つめる眼差しが違うのね。目だけは誤魔化せない。そこに込められた感情とか、そういうものがね、やっぱり違うんだよ。
これ、アニメだったら良かったのかな…。
もうひとつ思ったのは、「ビューティ・インサイド」とか言いつつ、「容姿なんて関係ない!」って話には必ずしもなっていないこと。なんかさ、大事な恋愛シーンでは決まってイケメンになるのよ…。まあ、それじゃないと恋愛映画としては画にならんってのも分かるけどね。
なんだろうな…すげえ皮肉だなって。だって、毎日違う顔で、そのどれも自分の顔なんだって話なら、「みんな違ってみんな良い」みたいな話に落ちそうじゃない。とくに冒頭はそんな感じで始まるし(どんな顔も新鮮に感じられるっていう)
でもさ、結局、恋愛(シーン)できるのはイケメンだけって…それなんて言うの…わりと壮絶に残酷な話だなあって。
☆☆☆☆★(4.5)